商用バンや初心者マークの女性も参加!「クルマの楽しさをダイハツらしく!」復活のイベントにかける想いとは
まさかのMT初心者から商用バンのベテランも! 参加者はどう感じた?
では、ダイハツチャレンジカップに参加した人はどのような印象だったのでしょうか。
実際に聞いてみました。
初心者マーク付きのダイハツ「ミラ」で、レディースクラスとして参加した安森ともみさんは、「最初はちゃんと走れるか心配だったのですが最後まで楽しく走ることができ、もっとうまくなりたいと思いました」と話します。
クルマ好きの友達の影響もあり、最近AT限定解除の免許を取得したという安森さんですが、ダイハツチャレンジカップに参加したことで、クルマを運転する楽しさや、運転が上達する喜びについて気づいたようです。
また、コペンに乗る具志堅さんはご夫婦で参加。走行を終えてどのような想いがあったのでしょうか。
「はじめてこのようなコースを走ることができ、とても楽しかったです。普通のレースだと敷居が高く、どうしても参加するハードルが高いのですが、こういったイベントがもっと開催されるといいなと思います」
今回はご夫婦ともに初めての参加となり、奥さまは初設定のレディースクラスに参加。ダイハツチャレンジカップの敷居の低さによって参加しやすくなり、さらに今後も継続して参加したい意気込みも語ってくれました。
また、唯一軽バンの「ハイゼット カーゴ」で参加したという比嘉さんは、過去に開催されていたダイハツチャレンジカップに毎年参加していたというベテランです。
「こうしてずっと開催されてきたイベントが、また沖縄に戻ってきてくれたのはとても嬉しいです。また継続してやってもらいたいですね」と、ダイハツのモータースポーツが沖縄で再び実施されることに対して、特別な感情を抱いているようです。
さらに会場には、トヨタの次期社長である佐藤恒治氏(現・ダイハツ社外取締役 兼 GAZOO Racing Company プレジデント)がサプライズ登場しました。
佐藤氏は、ダイハツチャレンジカップについて以下のように話します。
「こういう(敷居の低いモータースポーツは)どんどんやったほうが良いと思うんです。あまり構えすぎずに、日頃乗っているクルマでこんなふうに走れるんだって感じることは新鮮な経験だと思います。
今回のようなイベントを行うことで、参加者だけでなくダイハツの社内でも『クルマは楽しいもの』と感じられれば良いのではないでしょうか」
モータースポーツといえば、各社のクルマづくりにおける技術力向上の場や、その成果を披露する場という側面を持っています。
しかし、それだけではなくこのような敷居の低いモータースポーツイベントを開催することで、これまでクルマを持っていてもあまり興味のなかった人や、興味があってもサーキットなどには参加しづらいという人に対して、新しい発見や気付きを得られるきっかけとなります。
実際に参加者は今後の開催への要望の声や、運転の上達への意欲が高まったとする意見が多くありました。
ダイハツチャレンジカップはモータースポーツの草の根的存在のイベントです。
自動車メーカー各社が技術力を競うトップクラスのモータースポーツ活動はもちろんのこと、このようなイベントで幅広いユーザーに対しクルマの楽しさを知ってもらう機会をどんどん増やせば、ふたたびクルマ業界全体を盛り上げる起爆剤としての側面も持っているのかもしれません。
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