これで十分!? 日産「お手軽車中泊」バンがスゴい! アウトドア派も満足させる「キャラバン マルチベッド」とは
日産の商用バン「キャラバン」には、広大な荷室に収納式のベッドを備えた車中泊仕様「キャラバン マルチベッド」が設定されています。お手軽に車中泊をスタートしてみたい人に最適だといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
広い荷室とベッドがあれば「車中泊」はすぐできる!
倒したシートと寝袋があれば車中泊はすぐにできますが、クルマのシートには意外と凹凸があり、フラットな寝床が欲しくなります。
そんな中、日産の商用バン「キャラバン」には荷室に収納式のベッドを備えた「キャラバン マルチベッド」が設定され、車中泊派から注目を集めています。
キャラバンはトヨタ「ハイエース」に次ぐ、国産ワンボックスバンの人気モデルとして長い歴史を持っています。
現行キャラバンは5代目モデルで、2012年6月に「NV350キャラバン」の名で11年ぶりのフルモデルチェンジを実施したE26型。
2021年10月にはガソリンモデルが、続く2022年4月にはディーゼルモデルがそれぞれマイナーチェンジ。
内外装のデザイン変更や新ディーゼルエンジン搭載、トランスミッションの多段化など、多岐に渡るリフレッシュを図っています。
キャラバン マルチベッドはマイナーチェンジ前から設定されている車中泊仕様で、新型でも引き続き販売されています。
商用バンならではの広大な荷室空間に、左右跳ね上げ式ベッドシステムと専用のフロアパネルを装備することで、通常時の積載性と車中泊機能を両立させました。
荷室となるベッドのサイズは、後席(2列目シート)を起こした状態で長さ1760mm、幅1510mm。後席を前倒しすればさらに荷室長は広がるので、長身の人でも余裕をもって就寝可能です。
ベッド下には大きな荷物を収納できる十分なスペースもあるので、ベッドを設置するためわざわざ荷物を移動する手間も必要ありません。
キャラバン マルチベッドの価格は「プレミアムGX」(ガソリン・2WD)351万7800円から。
4ナンバーのボディサイズは日常的に活用しやすく、荷室も他のキャラバンと同等の積載性を誇ります。
さらにキャラバンには、オートバイや自転車などの積み込みに考慮した「キャラバン トランスポーター」も用意されます。
荷室床の下地に合板を重ねることで、強度をアップしています。床表面も撥水性に優れた素材で、汚れにも強いものとなっています。
ベッド付き仕様も設定されているので、合わせてチェックしてみることをオススメします。
キャラバン トランスポーターの価格は、ベッド付き「プレミアムGX」(ガソリン・2WD)368万8300円からです。
両モデルとも、車中泊やアウトドアレジャーを楽しむユーザーに向け、脱着式テーブル、遮光機能付きのプライバシーシェードや車内カーテン、室内頭上に釣り竿やサーフボードなどを載せるアタッチメントなど、豊富なオプションも用意されます。
なかでも「網戸」は、左右のスライドドアに備わる小窓の枠へ取り付ける小型なものですが、夏場の換気に効果抜群で、虫を除けながら快適な車中泊を楽しむことができます。
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キャラバン マルチベッドとキャラバン トランスポーターは、ともにメーカー純正の特装車として用意されているので、日産の販売店で他のモデル同様に注文できます。
本格的な装備を備えるキャンピングカーを手に入れるのはちょっとハードルが高い……と考える人にとっては、ちょうど良い選択肢といえそうです。
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