希望ナンバー、品川でなぜか「3298」多い? 最近も人気? オーナーが“選びたい”理由も
ナンバープレートの4桁の数字は希望ナンバー制度を利用することで好きな数字を選ぶことができます。なかでも品川では「3298」が選ばれやすかったといいますが一体なぜなのでしょうか。
品川で多い? 「3298」の正体
ナンバープレート(以下ナンバー)に大きく書かれた4桁の数字は、希望ナンバー制度を使って自身の好きな数字を選ぶことができます。
希望ナンバー制度では選ばれやすい数字があり、地域によっても人気の数字にばらつきがあるといいます。そんななか、品川で「3298」の数字が選ばれやすかったといいますが、最近ではどうなのでしょうか。
またそもそも「3298」にはどんな意味があるのでしょうか。
ナンバーにはクルマの使用地域や車種などさまざまな情報が記載されていますが、大きく表示される下4桁の数字「一連指定番号」は、「希望ナンバー制度」によって自分で好きな数字を選択することができます。
4桁以下のアラビア数字の1から9999まで自由に選ぶことができ、ラッキーセブンの「7」や末広がりの「8」などは、縁起の良い数字として選ばれやすいです。
特に人気の高い番号は「抽選対象希望番号」と呼ばれ、当選した人のみが取得できるケースも。
例えば、「いい夫婦」の語呂合わせとなる「1122」や、「にこにこ」の語呂合わせの「2525」、このほか地域によって富士山ナンバーの対象となる地域では富士山の標高である3776mにちなんだ「3776」が人気ナンバーとして挙げられます。
そんななか、千代田区や港区などをはじめとする「品川ナンバー」の地域では「3298」が多く選ばれていたといいます。
過去に全国自動車標板協議会(全標協)の担当者に聞いた話では、「ちょっと謎な例として、品川ナンバーで『3298』が妙に出ています。『ミニ クーパー』に乗られる方が、まるで揃えたかのように取得されています」と話していました。
英国発祥で現在はBMWが展開する「MINI(ミニ)」ブランドのクルマの車種名になぞらえ、ミニ クーパーとも読める「3298」の数字を選ぶ人が多数存在したといいます。
では最近、人気の番号に何か動きはあるのでしょうか。全国自動車標板協議会の現在の担当者は以下のように話します。
「前任から、品川でミニ クーパーに『3298』をつけている人がいたという話を聞いたことがありますが、5年ほど前の話かと思います。
最近は特段多いということもなく、この数字について希望者が多く、ひっ迫するといったこともないですね」
最近は「3298」の動きに関して特段の動きは見られないといいますが、とはいえミニ クーパーだけでなく、ミニ シリーズを所有するユーザーの一部で、今でもこの数字を選ぶユーザーも少なくないようです。
実際に、ローバー「ミニ クーパー」を所有するAさんは、「ナンバーの数字を希望できることを知り、せっかくなので語呂合わせで『3298』にしました」と話しています。
Aさんは福岡県在住とのことですが、ミニオーナーとして愛着を込めて語呂合わせで「3298」を選んだといえるでしょう。
このほか、ミニの語呂合わせである「32」や「3232」、クーパーの語呂合わせとなる「98」や「いいクーパー」の「1198」など、車名にちなんだナンバーとして人気を集めているようです。
ちなみに、現在のミニブランドでは毎年3月2日を語呂合わせで「MINIの日」として毎年祝ってきたようで、各地のミニディーラーでも「MINI DAY」として記念イベントを開催するとして、店舗内を飾りつけた様子などがSNSでもさかんに情報発信されています。
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ナンバーの数字は希望ナンバー制度によって、縁起のいい数字や語呂合わせなど気に入った数字のナンバーをつけることができます。
ミニクーパーの「3298」など、車名や型式などそのクルマにちなんだナンバーを取得することで、さらに愛着がわくかもしれません。
3291を好んで選ぶ人は居ないか。