全長5m超え! マツダの「アメリカンサイズ」大型3列シートSUV「CX-9」は日本にも「兄弟車」が存在!?
マツダの国内向けの3列シートモデルは「CX-8」が唯一の存在ですが、海外にはその兄弟車ともいえる「CX-9」がラインナップされています。どのようなモデルなのでしょうか。
日本では売っていない日本車「CX-9」とは
マツダは現在、SUVモデルを中心とした多彩なラインナップを用意していますが、国内向けの3列シートモデルは「CX-8」が唯一の存在。一方海外向けでは、日本では売られていない3列シートSUVが他にもあります。
中でも「CX-9」は、CX-8の兄弟車ともいえる大型SUVです。
CX-8は2023年2月現在、マツダが日本で販売する唯一の3列シートSUVです。
デビューは2017年12月。ほぼ同時期、マツダはそれまで国内でラインナップしていた3列シートミニバン「プレマシー」「ビアンテ」を相次いで販売終了したため、多人数乗車を求めるミニバン代替ユーザーの受け皿としての役目も受け持っていました。
当初は2.2リッターディーゼルターボ「SKYACTIV-D」エンジンのみの設定でしたが、のちに2.5リッターガソリン自然吸気「SKYACTIV-G」エンジンと、高出力版の2.5リッターガソリンターボエンジンも追加され、選択の幅が拡がっています。
CX-8 日本仕様のボディサイズは、全長4925mm×全幅1845mm×全高1730mm、ホイールベース2930mmと、国内SUVの中でも大柄な部類に属します。
一方、北米を中心とした海外向けとして、マツダでは3列シートSUV「CX-9」がラインナップされています。
現行型は2016年に登場した2代目モデルです。
米国仕様の場合、パワートレインは2.5リッター ガソリン SKYACTIV-G ダイナミック プレッシャーターボエンジンで、最高出力250HP/5000rpm、最大トルク320lb-ft(約466Nm)を発揮し、全車がAWD(四輪駆動)です。
ちなみにCX-8の2.5リッターターボエンジンは最高出力230ps/4250rpm、最大トルク420Nm/2000rpmで、これをさらに上回る実力を誇ります。
なおCX-9、CX-8共に、トランスミッションは6速AT「SKYACTIV-Drive」と組み合わされます。
CX-9 北米仕様のボディサイズは、全長約5065mm×全幅約1969mm×全高約1753mm(シャークフィンアンテナ含む)、ホイールベース約2929mm。
CX-8と比べると全長で約140mm、全幅で約124mm大きいですが、ホイールベースはほぼ同等で、CX-8との兄弟車関係を匂わせます。
CX-8でも3列シートまで大人が座れる十分な空間を保っていますが、荷室空間や室内幅の面で、CX-9はさらに余裕があることが数値の上でもわかります。
CX-9には複数のグレードが用意されますが、北米向けモデルでは、質の高いナッパレザーを採用するなど、高級な内装の最上級仕様「シグネチャ」が注目されます。
米国での価格は、3万8750ドル(約528万円)から4万8460ドル(約660万円)となっています。
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マツダは2021年10月7日に発表した「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」の中で、2023年中に4つの新世代ラージクラスの新型SUV発売を予告。その中でも日本市場向けには、2列シート版「CX-60」と、3列シート版「CX-80」を導入することを明らかにしています。
すでにCX-60は2022年9月に国内導入を開始していますが、CX-80に関してはその詳細はまだ発表されていません。
デビューすればCX-8の兄貴分となる予定で、多人数乗車可能なSUVを探している人には待ち遠しい1台となりそうです。
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