トヨタ人気SUV「ヤリスクロス」「カローラクロス」は同価格帯!? 「デザイン」以外にも違いアリ! それぞれの特徴とは
デザインや大きさ以外にも違いはある?
ほぼ同じ価格帯に用意されるトヨタのSUV、ヤリスクロスとカローラクロスですが、ボディや内装以外にも違いがあるようです。
ヤリスクロスとカローラクロスで大きく異なる点と言えば、荷室の広さです。
ヤリスクロスは荷室容量390リットルを確保し、スーツケース2個または、ゴルフバッグ2個を収容可能としています。
コンパクトSUVではトップクラスの荷室容量であるといいますが、その一方でカローラクロスは487リットルとヤリスクロスの1.2倍以上の広さを誇ります。
その広さは後席を倒せばさらに拡大し、ロードバイクの積載も可能。
ボディサイズの違いからくるのも理由ですが、カローラクロスはヤリスクロスに比べ、特に後席や荷室空間に余裕があります。多人数乗車の機会が多い場合は、カローラクロスのほうが実用的と言えるでしょう。
ヤリスクロスに搭載されるエンジンは最高出力120馬力・最大トルク145Nmを発揮する1.5リッター3気筒ガソリンエンジンを搭載。91馬力の同エンジンと電気モーター&バッテリーを組み合わせるハイブリッド車も設定されます。
燃費(WLTCモード)はガソリン車が最高20.2km/L(Xグレード)、ハイブリッド車が30.8km/L(Xグレード)です。
対してカローラクロスは140馬力・170Nmを発揮する1.8リッターの4気筒ガソリンエンジンと、98馬力の同エンジンに電気モーター&バッテリーを組み合わせるハイブリッド車を設定。
燃費はガソリン車が14.4km/L(全グレード共通)、ハイブリッド車は26.2km/L(全グレード共通)とされています。
カローラクロスはヤリスクロスと比べて、ワンクラス上のクルマとして出力が強化されていますが、その分燃費はやや低下しています。
街乗りがメインであればパワーは少なくても十分だと言えますが、高速道路などをよく使う場合は排気量が大きくエンジンにも余裕のあるクルマを選ぶのも選択肢の一つです。
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エクステリアやインテリア、パワートレインはヤリスクロスとカローラクロスでそれぞれに違いがあります。
その一方で、安全装備面では両車ともに充実したものとなり、衝突被害軽減ブレーキのプリクラッシュセーフティやペダルの踏み間違い抑制機能などを含む最新の予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を標準装備しています。
ヤリスクロスの価格は189万6000円から293万6000円の間に、カローラクロスの価格は199万9000円から319万9000円の間で設定され、ほぼ同一の価格帯であることも共通しています。
これらの予算の間でトヨタのSUVを考えているのであれば、力強さと軽快さが特徴のヤリスクロス、ワイド感や落ち着いた雰囲気のカローラクロスの2台を選ぶことが可能です。
しかしデザイン以外にも違いがあるため、ボディサイズや用途などを考慮した上で、それぞれのニーズに合ったクルマ選びをすることが大切だといえます。
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