世界観が凄い! レクサス新型「RZ」の斬新ハンドル! 海外メディアも絶賛、反響は? 初の公道試乗をフランスで体感
フランス・マルセイユ郊外でレクサス初のBEV専用モデルとなる新型「RZ」の国際試乗会が開催されました。様々な国や地域のメディアは新型RZに対して、どのような印象を抱いたのでしょうか。
レクサス初のBEV 新型「RZ」は海外からどんな反響があった?
レクサス初のBEV(バッテリーEV)専用モデルとなる新型「RZ」。
日本のみならず世界的に注目されている1台と言えますが、世界中の自動車メディアが集まるフランス・マルセイユの郊外で体感しました。
新型RZは、2022年4月20日に世界初公開されたモデルとなり、そのスペックはトヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」に採用される専用プラットフォームとなる「e-TNGA」の採用をベースに、レクサスらしいデザインや各種性能、走りの味付けがなされています。
パワーユニットはフロントに最高出力150kWを、リアに同80kWという2つのモーターを搭載するAWDを設定。
バッテリー容量はすべて71.4kWhとなっており、国の基準や仕様により一充電走行距離は異なりますが、日本仕様車は500km以上と明かされています。
駆動制御にはレクサス新型「RX」にも採用される、電動化技術を活用する四輪駆動システム「DIRECT4」を搭載することで、運転が上手くなったかのようなクルマの動きを体感出来ます。
さらに特徴的なのは、従来の円形ステアリングに加えて、「ステアバイワイヤシステム」による新たなステアリングを採用したことで、ステアリング操作の常識を変えました。
これらの特徴を持つ新型RZは、すでに様々なメーカーやブランドから先行してBEVが登場している中でのデビューとなりました。
実際に海外メディアからはどのような反響があったのでしょうか。新型RZのアシスタントチーフエンジニア・東山優之氏は次のように話しています。
「今回の国際試乗会では、欧州・北米・アジア・アフリカなど様々な国や地域のメディアに来ていただいています。
例えば、ドイツのジャーナリストなどRZから降りると笑顔でした。やっぱり降りた時の表情が良いと嬉しいです。
実際には走りの面だとか、静粛性という部分に凄い良い評価を頂きました。
その他のメディアからもステアバイワイヤシステムのインパクトや技術力の高さを褒めて頂き『今すぐ売ってほしい』という声も多くありました。
しかし、ステアバイワイヤシステムの導入は少しお時間を頂く形となります。
それは、簡単に言えば低速域の違和感を払拭するためです。
もちろん、違和感は人によって違うのは理解していますが、もっと『レクサスらしい』『レクサスとして違和感のない』という部分を追求するためにいま作り込んでいます」
また世界的にBEVシフトが叫ばれている中で、当然充電インフラや普及に課題がある国や地域も多く存在します。
今回、南アフリカのメディアも参加しており、同国のBEV市場について次のように話してくれました。
「南アフリカでは、新車のBEVを購入するのは全体の1%にも満たず、2022年で言えば約550台の販売です。
そのほとんどは首都のケープタウンなど充電インフラがある程度整っている所が多く、BMWやアウディのBEVがほとんどです。
現在、あまり普及していない要因としては充電インフラもそうですが、車両購入自体に補助金が無いことや、海外からの輸入車に対して30%の課税があることが挙げられます。
今回、新型RZが2025年に導入される予定ですが、商品性としては高いため、今後BEVシェアが伸びていく中で、一定数の販売は見込めるのでは無いでしょうか」
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海外メディアからはクルマ自体のレベルの高さや、ステアバイワイヤシステムのインパクトが評価されていたようです。
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