2023年2月23日、スズキのインド法人「マルチ・スズキ」は、同社の展開するミニバン「イーコ」が、2010年の登場以来、累計販売台数100万台を突破したと発表しました。

　インドで愛される「イーコ」とは、どのようなクルマなのでしょうか。

　イーコは、スズキが2010年からインドで販売するミニバン。5人乗り、7人乗り、2人乗りの商用仕様、救急車仕様など13グレードが展開されます。

　現在販売されているモデルは、2022年11月22日にマイナーチェンジを遂げた新型です。

　そのエクステリアは、どこか懐かしさを感じる簡素なデザイン。インテリアも同様、無駄のない無機質な仕上がりです。

　ボディサイズは、全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mm（乗用モデル）で、日本で販売されるスズキの軽ワンボックスワゴン「エブリイワゴン」を少し長くしたようなサイズ感です。

　パワートレインには、最高出力約80馬力を発揮する1.2リッターアドバンスドKシリーズ・デュアルジェット・デュアルVVTエンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションは5速MTのみです。

　価格は、51万200インドルピーから81万3200インドルピー（約83万円から約132万円）です。

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　マルチ・スズキのマーケティング&セールス担当であるShashank Srivastava氏は、イーコの累計販売台数100万台突破について以下のようにコメントしています。

「お客様が私たちを信頼してくださり、イーコが国内で最も売れているバンになったことに感謝します」

　イーコは、同車の属するセグメントにおいてシェア94％を誇るといいます。マルチ・スズキはこのクルマを「インドで最も愛されているバン」としており、その人気ぶりが伺えます。