卓越した悪路走破性や高い信頼性で、日本のみならず世界でも高い人気を誇るトヨタの「ランドクルーザー（ランクル）」シリーズ。中でも、2014年に日本で再販された「ランドクルーザー70」が再び復活すると、SNSなどで話題になっています。

　そんなランドクルーザー70が、再登場するとしてどのようなパワートレインを搭載して復活してほしいのか、SNSでアンケートを実施してみました。

　ランドクルーザーシリーズは、日本のみならず世界各国で高い人気を誇る本格4輪駆動モデル。その初代モデルは1954年登場と長い歴史があります。

　中でも、1984年に登場した6代目モデルであるランドクルーザー70は、日本では2004年に販売が終了するも、国外では現在も現行モデルとして販売されています。

　また、日本でも2014年に登場30周年を記念し、4ドアバンとピックアップモデルが、およそ1年限定で再販。その発売から9年近く経った2023年2月現在でも、再販版のランドクルーザー70が中古車相場で高値を維持しており、根強い人気ぶりがうかがえます。

　2014年に再販されたランドクルーザー70に搭載されていたパワートレインは、ハイオクガソリン指定の4.0リッターV型6気筒エンジンに５速MTの組み合わせのみと、やや“玄人向き”な仕様でした。

　もし今後、ランドクルーザー70が実際に再販もしくは新型モデルとして登場した場合、ユーザーはどのようなパワートレインを搭載して欲しいと願うのでしょうか。SNSでアンケートを取ってみました。

　アンケートでは、「搭載されるエンジンはディーゼルエンジンとなると噂されていますが、搭載してほしいパワートレインを以下からお選びください」という問いに対し、「ディーゼルエンジン車」「ガソリンエンジン車」「ガソリンエンジン＋モーターのハイブリッド車」「ディーゼルエンジン＋モーターのハイブリッド車」「電気自動車（EV）」「燃料電池自動車（FCEV）」という6つの選択肢を用意し、聞いてみました。

　その結果、ガソリンエンジン車と答えた方が10.1％、ディーゼルエンジン＋モーターのハイブリッド車と答えた方が9.4％と僅かながらにいるものの、大多数である76.8％がディーゼルエンジン車と回答しました。

　ディーゼルエンジン車と回答した人にその理由について聞いてみたところ、「燃費がいい」「経済性」「高トルクな特性」など、省燃費性と力強さを求める声が多くありました。

　2014年の再販時に搭載されていたエンジンは、前述の通りハイオク指定の4.0リッターV型6気筒エンジンだったため、経済性の面では難がありました。

　まだ見ぬ新型ランドクルーザー70では、その点を改善してほしいという意見が多いようです。

　さらに、「再販された場合はATとMTどちらのトランスミッションを搭載してほしいですか」という質問してみたところ、ATという回答が50.7％、MTという回答が49.3％となり、大きく二分する結果となりました。

　ATと回答した人の意見は「楽だから」「家族も乗れるから」「快適」といった意見が多く、MTと回答した人は「運転が楽しい」など、ランドクルーザー70のような趣味性の強いクルマは、MTであってほしいという意見が多くありました。

　再び登場するかもしれない新型ランドクルーザー70には、経済合理性を高くして欲しいという意見は共通していますが、ATかMTかについては意見が分かれており、今回の結果を踏まえるならば両方のタイプが設定されることが望ましそうです。

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　搭載されるパワートレインについては、「2.8リッタークリーンディーゼルを搭載する」など諸説ありますが、この説が正しければ、ユーザーの願望と合致しそうです。

　その詳細については、ほとんど不明なばかりか、現状では出るか出ないかすらも公式な発表はありません。現在のところ確実にいえるのは、2014年の再販時とは保安基準が変わっているため、再販されるのであれば、2021年の緊急ブレーキ（AEBS）とバックモニター義務化、2020年のオートライト義務化は対応がなされるであろうという点です。

　一方、SNSなどでは「ディーラーから聞いたけど出るらしいよ」など、すでに販売店からきいたという話もあり、今後の動向に注目が集まります。