車内に「扉付き完全個室」完備!? 差額1000円で楽しめる“超豪華高速バス”が存在! 「3時間移動も退屈しない」快適空間とは?
兵庫県北部を中心にバス事業を展開する全但バスには、ある変わった高速バス車両が存在するといいます。一体どんな特徴があるのでしょうか。
完全個室完備! 快適すぎる「ラグジュアリー高速バス」の正体!
兵庫県北部を中心にバス事業を展開する全但バスには、ある変わった高速バス車両が存在するといいます。一体どんなバスなのでしょうか。
路線バスやコミュニティバスなどの乗合バスのほか、貸切バス、バスツアーなどさまざまなバス事業を展開している全但バスは、高速バスも運行しています。
そのうち、高い快適性を追求した高速バス車両「LuxRea(ラグリア)」が2012年12月より運行しています。
ラグリアの車内には、ブラウンカラーで統一された座席シートが2列×2列で配置されています。座席は従来のものから2.5cmほど横幅を広げ、ゆとりを持たせた仕様に。また、座席を9列にしたことで、前後の間隔もゆったりとした設計になっているといいます。
各座席には、フリーWiFiや電源コンセント 、従来より明るいLEDを用いた室内灯や洋服掛けなど細かな設備も備わっています。
このほか、車両後部をまるまる使ったパウダールーム(化粧室)は、広くて清潔感のある空間に。
ラグリアの導入について、全但バスの担当者は「最初の導入から10年が経過した今では、同様の車内設備を持つ高速バス車両も当たり前に運行されていますが、導入当初は西日本初であったと聞いています」と説明しています。
ラグリアの運用便は、「城崎温泉・豊岡-神戸線」「城崎温泉・豊岡-大阪線」「浜坂・湯村温泉-大阪線」の3路線で運行しています。(2023年2月時点、整備等の都合により車両が変更となる場合あり)
そんなラグリアには、2021年12月からの新サービスとして「グリーンルーム」が登場しました。
高速バスでプライベートな空間を満喫できる「バスのグリーン席」を意識しているというグリーンルームは、上記のラグリアをさらに改良し、車両後方に扉付きの完全個室を2部屋限定で設けているのが最大の特徴です。
グリーンルームについて、前出の担当者は以下のように話します。
「感染対策を徹底したいお客さまの想いにお応えするために生まれたグリーンルームは、通常シート4席相当分を1人用個室化し、通常より幅が広く、より深いリクライニングができるハイグレードなシートを備えています。
1台あたり2部屋の個室を備えており、日中のみを運行する高速バスへの個室設置は日本初です」
グリーンルームの扉を開けるとタンカラーのゆったりとした座席シートが備わり、より深いリクライニングを可能に。感染対策として十分な専用エアクリーナーも完備しています。
グリーンルーム の座席正面には、専用モニターが設置されており、「バスビュー」システムによる景色を楽しめます。
これは、バスの屋根上や後部などに設置された計4台のカメラにより、前面のほか大型バスならではの高い位置からの見晴らしの良い車窓風景や車高ぎりぎりのトンネル、夜空など、迫力のある景色を楽しめるというものです。
このほか期間限定のサービスとして、空間体験を楽しむ「ARグラス」では、全但バスオリジナルの観光地紹介動画のほか、YouTubeなどの動画配信サービスを楽しめるといいます。
グリーンルームの利用料金 は、片道運賃にプラス1000円で乗車の路線や区間によらず利用が可能。
運行については、ラグリア運用便のうち、城崎温泉・豊岡-大阪線、浜坂・湯村温泉-大阪線の一部便にて運行しています。
なおバスビューは、城崎温泉・豊岡-大阪線 を走る1台限定のサービスです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。