MT設定のスズキ「上質ミニバン」を披露!? 4.4m切りコンパクトボディの「エルティガ ハイブリッド」をインドネシアモーターショーで展示
スズキのインドネシア法人は2023年2月16日から11日間開催されるインドネシア国際モーターショーにおいて、「エルティガ ハイブリッド」を展示しています。日本では販売されていませんが、どのようなクルマなのでしょうか。
コンパクトなのに「上質さ」がウリ!? どんなミニバン?
スズキのインドネシア法人は、2023年2月16日から26日まで首都ジャカルタで開催されているインドネシア国際モーターショー(IIMS)の同社ブースで10車種を展示しています。
その中で、同社がインドネシアで初めてハイブリッドシステムを搭載したという「エルティガ ハイブリッド」も展示されているといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
エルティガは、3列シート7人乗りのシートを装備しているMPV(日本でいうミニバン)で、インドネシアをはじめとする東南アジアだけでなく、南アフリカなど幅広い市場で展開されています。
ボディサイズは全長4395mm×全幅1735mm×全高1690mm、ホイールベースは2740mmで、リアドアはスライドドアではなくヒンジ式ドアを採用しています。
そんなエルティガをベースに、スズキが同市場において初めて採用したというスマートハイブリッドシステムを搭載したのがエルティガ ハイブリッドで、2022年6月に発売しました。
パワートレインは最高出力約105馬力を発揮する1.5リッターガソリンエンジンにリチウムイオンバッテリーとISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)を組み合わせたスマートハイブリッドを搭載し、4速ATまたは5速MTを設定しています。
また、安全・快適装備として坂道発進時に後退を防ぐヒルホールドコントロールやクルーズコントロール、オートライトなど運転しやすさを高める装備も搭載されます。
エルティガ ハイブリッドのデザインはガソリンモデルとは差別化が図られ、クローム加飾付きの逆ヘキサゴン型のグリルやL字型のテールランプを採用し、上質で高級感のあるエクステリアを採用。
インテリアは上級グレードでは木目調パネルやレッドステッチが施されたシートを装備するなど、スズキのインドネシア市場における上級車種らしいものを装備しています。
グレードはベースグレードの「GX」とフルエアロやリアスポイラーが装備された「スズキスポーツ」グレードが用意され、それぞれATとMTが選択可能。
エルティガ ハイブリッドの価格(消費税込)は2億7250万ルピア(約241万円)から2億9450ルピア(約261万円)に設定されています。
※ ※ ※
エルティガやエルティガ ハイブリッドは日本では展開されていませんが、4.4mを切る全長や3列シートでありながら後席ドアにヒンジ式を採用するなど、ひと味もふた味も違った存在です。
また、ミニバンでありながらMTを選択できることも特徴といえ、日本市場とインドネシア市場では同じミニバンでも求められる要素が大きく異なっていることがわかります。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。