トヨタ「スターレット」21年ぶり復活していた!? アンダー180万円のイケ顔コンパクトに加え「ヴィッツ」も復活! 南アで「古いトヨタ車」復活する理由とは
2023年1月26日、トヨタの南アフリカ法人は、新型「ヴィッツ」を世界初公開しました。3年ぶりの車名復活となったヴィッツですが、じつは南ア市場でトヨタは、「スターレット」も復活させています。なぜ南アフリカではトヨタの古い車名が使われるのでしょうか。
南アではトヨタ「スターレット」が復活していた!
2023年1月26日、トヨタの南アフリカ法人は、同社が主催するState of the Motor Industry (SOMI)にて、新型「ヴィッツ」を世界初公開しました。
3年ぶりの車名復活となったヴィッツですが、じつは南ア市場でトヨタは、「スターレット」も復活させています。どのようなクルマなのでしょうか。
日本でトヨタ「スターレット」といえば、1970年代に登場した3ドアもしくは5ドアのコンパクトハッチバック車。5代目となるモデルが1999年にも生産を終了すると、その立場を「ヴィッツ」に譲り、ラインナップから消滅しました。
そんなスターレットは、2020年9月に通算6代目となるモデルが南ア市場に登場しています。実に21年ぶりの復活となった6代目スターレットは、日本でも展開されていたスズキ「バレーノ」のOEM車として投入、2022年5月23日にはマイナーチェンジモデルも登場しています。
現在販売されているスターレットのエクステリアは、ワイド感の高いフロントグリルのメッキパーツや大型のロアグリルが備え付けられ、OEM元となるバレーノと大きく差別化されています。
インテリアもシンプルながら高級感のあるデザイン。ブルー/ブラックを基調とした配色や3本スポークのステアリングなどが装備されます。
パワートレインには、最高出力105馬力・最大トルク138Nmを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載。これに組み合わせるトランスミッションとして5MTもしくは4ATを選択可能です。
ボディサイズは、全長3990mm×全幅1745mm×全高1500mmと、トヨタ「ヤリス」より少し大きいくらいのサイズ感です。
価格は、23万3000ランド(173万円)からです。
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日本ではスターレットの後継だったヴィッツが、2020年にグローバル車名の「ヤリス」に統一され車名が消滅していましたが、その後南アフリカで3年ぶりに復活を果たしています。
なぜ日本と離れている南アフリカで、トヨタの古い車種名が復活するのでしょうか。
これには、南アフリカに、以前から日本の中古車が輸出されていたという背景があります。
中古でも品質の高い日本のクルマが現地で人気となり、現地のユーザーにとっては、ちょっと古い日本車の名前も親しみやすいものとして定着しているようです。
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