雪山を「疾走」も波乱の結果? ラリーから学べることもある? トヨタWRCチーム勝田選手の想いとは
「新城ラリー」に「ラリージャパン」 活況を見せる国内ラリーに何を想うのか
勝田選手の地元愛知県で、長年開催されている「新城ラリー」が今年20回目の開催となります。
また、2022年は12年ぶりとなるWRCの日本大会「ラリージャパン」が愛知県・岐阜県で開催されたこともあり、国内のラリーファンが増加し、モータースポーツに興味を持った人もいるかもしれません。
これについて、勝田選手はどう考えているのでしょうか。
「ずっと頑張って続けてきたものが2022年にようやくラリージャパンという形で実り、若い世代の人たちの前でWRCというものが何かというものを見せることができました。
ただ、やはり僕としてはより多くの人にモータースポーツの楽しさや、クルマを操るスポーツということだけではなくて、モータースポーツが社会にどう貢献しているかということも良く知ってもらいたいというのもあります。
運転技術によって交通事故の発生は変わってくると思います。モータースポーツの認知がされるようになってくることで、クルマの楽しさと同時に難しさも知れると思います。
若い世代もそうなんですが、お年寄りも含めて体験してもらって、『こういう危険があるんだよ』ということを知ってもらうのが大事だと思っています。
少しでも多くの人に生で見てもらって、感じるものは人それぞれあると思うので、まずは知ってもらうところに注力していきたいなと思います」
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市販車ベースのモータースポーツでは、レースの技術や知見が市販車にフィードバックされていると言います。
単に速さだけを競うのではなく、より良い「クルマづくり」に向けた取り組みとしての競技や、クルマに興味を持つことで運転技術に関しても関心が湧き、そこから安全運転を実現するヒントを得られることを周知したいという思いもあるようです。
2023年シーズンのWRC第3戦は、「ラリーメキシコ」が3月16日から19日にかけて開催されます。
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