荷台が1mも伸びる!? 快適車中泊できそうな「斬新軽トラ」連続公開! ユーザーから市販化求める声も
カスタムカーの祭典といわれる「東京オートサロン」「大阪オートメッセ」の両イベント内でダイハツが出展したコンセプトカーについて、車中泊ユーザーから注目が集まっています。どのような点が支持されているのでしょうか。
荷台伸びすぎダイハツ「軽トラ」は車中泊向き?
ダイハツは、2023年1月13日から3日間開催された「東京オートサロン2023」および、同年2月10日から3日間開催された「大阪オートメッセ2023」で5台のカスタマイズカーやコンセプトカーを展示しました。
そのなかの1台である、「ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド」について、車中泊を行うユーザーからは市販化を希望する声が見られました。どのあたりが車中泊に向いているのでしょうか。
ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド(以下ハイゼットエクステンド)は、軽トラックの「ハイゼットトラック」に設定される、キャビン部を延長した「ジャンボ」仕様をベースとしたコンセプトカーです。
ダイハツの担当者によると、「休日に気軽にモータースポーツを楽しむことをコンセプトとし、モーターホームのようなイメージをもたせました」といい、ボディはレーシングマシンを想起させるグレー、フロントバンパーからテールまで赤いストライプが貼られ、ブロンズのホイールを装備することでレーシーなイメージを持たせています。
そんなハイゼットエクステンドの一番の特徴はなんと言ってもその荷台にあります。
通常荷台部となる部分にはキャノピーが取り付けられており、まるで軽バンのようなスタイリングになっています。さらに、キャノピーが後部に向かってスライドし荷台部の空間が拡張することが可能です。
ハイゼットエクステンドに対し、SNSなどでは「面白い!」「こういう発想、いいんじゃないですか」とその発想の斬新さについて称賛の声が寄せられています。
その一方で、「車中泊するのにいいな」「これは売って欲しい!」「ソロ(キャンプ)に最強」「キャンプ地でスライドできたらノビノビできるから発売して欲しいかも」など、レーシーなイメージとは異なり車中泊ユーザーからの注目を集めています。
ダイハツ担当者によると、ハイゼットエクステンドの一番の特徴である延長するキャノピーは、ハイゼット ジャンボの標準荷室長1500mmから1100mm延長し、最大2600mmとなるといいます。
通常使用時やキャンプ地に向かう際などでは、ハイゼットジャンボと変わらない取り回し性を持ち、設営時は室内空間が拡張できるというフレキシブルな点が車中泊ユーザーにとって魅力な点であると考えられます。
さらに、室内に注目するとフロアがフラットになっており、段差をなくすマットが敷かれていることも特徴です。
一般的な軽バンでも荷室スペースを確保するために、比較的フラットな床面となっていますが、クッションなどは装備されておらず、フロアにはカーペットのみ敷かれている状態です。
そのようなバンで車中泊するユーザーに向けて、オプションや社外品でマットが用意されていますが、ハイゼットエクステンドではすでに床面はマット敷きとなり、荷台の拡張に合わせた形状のマットが配されていることから、車中泊をしても苦にならなそうな平らで柔らかい空間が一面に広がっています。
さらに、キャノピー拡張部には横開きの小窓を設置。窓や網戸こそありませんが、仮にその二つを装備すれば、虫や冷暖気を気にすることなく外の光を取り入れることができます。
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ダイハツはモーターホームをイメージしたと説明していますが、意外なことに車中泊としても使えそうな空間が広がり、車中泊をしたいユーザーには魅力的な存在なのかもしれません。
なお、ダイハツが東京・大阪の両イベントに出展したハイゼットエクステンドを含む5台のカスタマイズカー・コンセプトカーについて、市販化は現在未定だといいますが、ダイハツ担当者は「反響次第では(市販化について)検討する可能性もあります」と説明しています。
今後、車中泊ユーザーからハイゼットトラック ジャンボ エクステンドの市販化に関しての声が挙がれば、さらに機能が高められたモデルが市販される可能性もゼロではありません。
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