高速バスからカーシェアリングに乗り継いで観光 千葉県内で社会実験開始

国土交通省の「高速バス&カーシェアリング社会実験」に小湊鐵道とタイムズ24が参加。千葉県市原市の駐車場で高速バスとカーシェアリングを連携させる取り組みが始まります。

駐車場に高速バスが停車

 国土交通省は2016年12月6日(火)、「高速バス&カーシェアリング社会実験」を12月15日(木)から始めると発表しました。

 高速バス停近くの駐車場にカーシェアリング車両を配置し、高速バスとカーシェアリングの連携を強化させることで、高速バス利用者の行動圏拡大による観光振興や地域活性化の可能性を検討します。

 この社会実験には鉄道やバスを運行する小湊鐵道と、駐車場やカーシェアリング事業を展開するタイムズ24が参加。利用者は千葉県市原市の「タイムズ市原バスターミナル駐車場(市原駐車場)」で高速バスを降り、予約していたカーシェアリングのクルマに乗り換えて、市原市周辺の目的地に向かいます。

 市原駐車場には、横浜駅、新宿、羽田空港、成田空港を発着する高速バスが1日計106便(53往復)発着。カーシェアリングの料金は、15分ごと206円や、6時間パック4020円などです。「東京ドイツ村」や「市原ぞうの国」、養老渓谷、小湊鐵道の登録有形文化財施設、各ゴルフ場など、市原市周辺の観光が想定されています。

 実験期間は2017年10月31日(火)までの予定です。

【了】
提供:乗りものニュース

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