ついに「フェアレディZ SUV」ナンバー取得! 斬新デザインに反響スゴい… 「公道を走れる」実車をお披露目へ 苦労はいかに
SNSなどで話題となったフェアレディZ SUVこと「フェアレディX」ですが、ついにナンバーを取得したようです。どのような苦労があったのでしょうか。
フェアレディZにSUVが存在!? 夢のカスタムカーとは
日産が誇る名車「フェアレディZ」。東京オートサロン2023では多くのフェアレディZカスタムがお披露目されました。
そうしたなかで、ひと際存在感を放つフェアレディZ SUVなるカスタムカーが話題となっています。
【画像】ついに「フェアレディZ SUV」ナンバー取得! さらにセドリック顔ミニバンもスゴい! 内外装を実車で見る!(37枚)
SNSや東京オートサロン2023で話題となった日産「フェアレディZ SUV」ですが、2月上旬にナンバーを取得したことが明らかになりました。
日産の「フェアレディZ」と「ムラーノ」を融合させたフェアレディZ SUVこと「フェアレディ Xは、日産京都自動車大学校のカスタマイズ化の学生達が制作したものです。
京都府にある日産京都自動車大学校は、日産が全国に展開する自動車専門学校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)のひとつです。
京都校には、整備科や整備・ボディリペア科といったほかに今回のフェアレディXを製作したカスタマイズ科が存在します。
そのカスタマイズ科が製作しているフェアレディXは2022年に発売された7代目となるフェアレディZのフロントフェイスを流用しており、フロントから見る限りはフェアレディZのままに見えます。
しかし、サイドやリアはフェアレディZならではの滑らかなシルエットではなく、リアにいくにつれて塊感のあるSUVスタイルとなっています。
ベースとなるのは、日本でもかつて販売されていた日産「ムラーノ(Z52型)」ですが、どのような経緯で製作することになったのでしょうか。
実際にフェアレディXを製作する学生は次のように話しています。
「フェアレディZのSUV化が決まったときにフェアレディZの横幅などに合うサイズのベース車両候補としてムラーノが上がりました。
大変だった部分は造形です。フェアレディZとムラーノでは当然体高もボディラインも違うためフェンダーの形状や体高を合わせるのにクラスのメンバーで必死に考え、全員が汗を流しました」
また、ユーザーの反響については次のように話しています。
「制作しているる間はしんどかったですが、完成系を見たらそんなしんどさは吹き飛びました。
色々と苦労したこともあり、完成系のクオリティに満足がいきました。
東京オートサロンの来場者からは『かっこいい』、『実際に欲しい』、『売り出して欲しい』といったコメントを本当に多く頂きました。
『お父さん世代には優雅で豊かな人生』というコンセプトが『すごくささった』、『まさにその通り』 といってもらえてコンセプト作成のときに設定したターゲットカスタマーの気持ちを狙い通り捉えられていて嬉しかったです」
このように完成から東京オートサロン2023で披露する流れを経たフェアレディXですが、その後にはナンバー取得(車検)を2023年2月上旬におこなったといいます。
車検を通すにあたって次のような部分に苦労したといいます。
「車検の課題は、レカロシートに変えたことでエアバック警告灯が消えなくって難儀してまして、全部ばらしてやり直しをしたとのことでした。
また、最終調整としてスピードメーター/ヘッドライト調整/ブレーキ調整/などをさいごにやり、無事にナンバーが取れました」
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このように制作からお披露目、ナンバー取得を経たフェアレディXですが、2023年2月10日から12日まで開催される大阪オートメッセ2023にて展示されるといいます。
なお、ナンバー取得以外に「ピラー部分に『刀(カタナ)』を入れた」ことが変わっているポイントだといい、現地で実車を見る人はチェツクしてもいいかもしれません。
Z52ではなくZ51ムラーノですよ。Z52は海外専売モデルの現行型になります。