スズキ新型「ジムニー5ドア」は「豪華装備」を設定!? 「高級オーディオ」もあり? 見た目以外の追加装備とは
2023年1月12日、スズキのインド法人マルチ・スズキは新型「ジムニー 5ドア仕様」を世界初公開しました。日本仕様のジムニーシリーズには設定のない装備もあるようです。
ジムニー5ドアは「3ドア」の豪華版? 見た目以外にも違いあり
スズキのインド法人マルチ・スズキは、ニューデリーで開催された「オートエキスポ2023」にて、新型「ジムニー(5ドア仕様)」を世界初公開しました。
2タイプのグレード展開となり、日本仕様の「ジムニーシエラ」には設定のない装備もあるようです。
ジムニーは1970年に登場。軽自動車枠に収まるコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの4WDシステムを採用し、高い悪路走破性を持つ小型四輪駆動車です。
1981年登場の2代目モデルは、ボディおよびエンジンを拡大し、軽自動車の枠を超えた小型車モデル「ジムニーシエラ」を新設定するとともに、海外でも販売を開始。シリーズではこれまでに199か国で販売され、累計30万台以上を販売したといいます。
現行型となる4代目モデルは2018年に登場しました。丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングですが、新たに先進運転支援「スズキセーフティサポート」を用意し、安全性能が向上しています。
2023年1月12日にインドで開催された「オートエキスポ2023」では、ホイールベースを延長し、後部にリアドアが追加された新型「ジムニー5ドア」が登場。以前から利便性や積載性の高い5ドアロングボディ車の設定を望む声も多かったことから、公開時にはSNSなどで大きな話題となりました。
マルチ・スズキの公式サイトでは、すでに新型ジムニー5ドアの詳細についてカタログが掲載されています。
インド仕様のジムニー5ドアは上級グレードの「Alpha(アルファ)」とベースグレード「Zeta(ゼータ)」の2パターンが用意されるようです。
エクステリアの違いでは、アルファではアルミホイールを採用し、ドアハンドルがボディ同色となりますが、ゼータではスチールホイールに無塗装樹脂のドアハンドルを装備しています。
機能装備を見ると、LEDライトやヘッドライトウォッシャー、オートライト、フォグランプなどがアルファ専用で標準装備となる違いがあります。
また、プッシュスタートシステムやクルーズコントロール、オートエアコンに加え、仏アルカミス社製の「サラウンドセンス」オーディオシステムと9インチのマルチメディアシステムを備えています。
ふたつのグレードで装備に差異はありますが、その一方でジムニー5ドアの特徴でもあるクローム装飾付きの5スロットグリルは両グレードに装備されるほか、サイド・カーテンエアバッグ、バックカメラなどの安全装備、Apple CarPlayやAndroid Auto対応の7インチのマルチメディアシステムなどはゼータでも装備されるようです。
なお、日本で販売されているジムニーシエラでも同様に2タイプのグレード展開となっていますが、日本仕様ではマルチメディアシステムは用意されずオーディオレスが標準となっていることをみると、5ドア車が3ドア車の豪華モデルとして位置づけされていると考えることもできます。
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新型ジムニー5ドアの日本における展開は現在まだ発表されていませんが、今後5ドアが販売され3ドアと併売となった際に、どのような差別化を図ってくるか期待したい点です。
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