日産軽EV「サクラ」充電は週1ってホント? 「走行コスト」はどのくらいかかるのか ガソリン車と比べると?
外出先で充電する場合は?
一方で、長距離の走行をおこなった場合には外出先で充電する必要が出てきます。
EVを充電する方法には、「普通充電器」と「急速充電器」があり、一般的な住宅で多く利用されている普通充電器は何より自宅で夜間などに充電できるメリットがありますが、フル充電までは数時間かかります。
一方で、EVの充電専用施設などで利用できる急速充電器では、クルマの電池容量や充電能力にもよりますが、数十分程度でフル充電に近い充電も可能です。
こういった急速充電器は、カーディーラーや高速道路のSA、ショッピングモールの駐車場などに設置してあり、多くの設備で1回あたり30分まで利用できます。
ただし、急速充電器の利用には充電時間に応じて料金がかかり、自宅で充電する場合と比較してもコストがかかります。
たとえば、日産が提供する充電サービス「ZESP3」の都度課金制「シンプルプラン」では、1回10分の急速充電を550円で利用することが可能で、30分の急速充電を月に1回利用する場合は、月額基本料金550円とあわせて2200円かかる計算となります。
ちなみに、サクラの充電能力は2.9kW(29kWh)のため、30分の急速充電でおよそ15kWh、つまり「15kWh×8.06km=120.9km」で、約120kmほど走ることができる分の充電ができる計算です。
これらのことから、サクラを通勤メインで使用し、普段は自宅で充電、急速充電器の利用は月1回という場合では、毎月の走行コストは自宅充電の1500円と合わせて、3700円ほどになるでしょう。
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このように、EVのコストは急速充電器を利用するかどうかで大きく変わってきます。
長距離の使用がある場合は急速充電器の利用が必要になりますが、通勤使用など比較的短い距離の利用であれば、週1回程度の自宅充電で問題なく利用できそうです。
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