新車販売に変化も「定番オプション」は健在? フロアマットやサンバイザーは今も人気なのか 納期に影響は?
サンバイザーには意外な変化が? オプション有無で納期変わる?
では、フロアマットと同じく定番とされていたサンバイザーやETC車載器に変化はあるのでしょうか。
運転席や助手席のガラス上部を覆うように付いている樹脂製カバーとなるドアバイザーは、主に雨の日に窓を少し開けて外気を入れたいときや、車内で煙草を吸う時など手軽に換気ができるというメリットが挙げられます。
一方、バイザー部分が外側に張り出してしまうため風切り音が気になることや、洗車時に窓を拭く邪魔になる、デザイン面で気になるという人からは敬遠されているアイテムでもあります。
現在の売れ行きについて、 前出のホンダアクセスの担当者は次のように説明しています。
「2019年時に約6%減少傾向にあるとことがわかっており、そのころと比較してここ数年で多少減少傾向にあり、約3%ダウンといったところです。
挽回するために、これまで重要視されていた喫煙者向けや雨天時も窓を開けられるようになど機能面のみならず、デザイン性においても進化すべく車両ごとに見た目のスタイリッシュさなどを表現できるよう企画しています。
これにより、機能面、デザイン面の両軸で展開して、新車時に購入しやすいアイテムのひとつとしてお客さまに案内していますので、減少は抑えられていると感じています」
また、販売現場での反響について、前述のトヨタ販売店は以下のように話します。
「サンバイザーは、地域や乗っている人の職種などによってオプションで取り付けるかどうかの割合は大きく変わっています。
個人でクルマを購入するユーザーよりも、法人で購入する人がサンバイザーをオプションで取り付けることが多い傾向にあるのではないかと思います」
では、ETC車載器にはどのような変化があるのでしょうか。
いまや9割以上のユーザーが利用しているというETCですが、前述のトヨタ販売店は以下のように話します。
「最近では車種によっては標準装備されているクルマもあります。
一方で標準装備されていない車種を購入されるお客さまはオプションとして取り付ける人がほとんどです。
なお、ETC車載器には大きく2つの種類があります。
一般的にETCレーンを通行するだけの機能となるものと、道路状況や渋滞情報さらには割引サービスもある『ETC2.0』というものがあり、価格帯ではETC2.0のほうが1万から2万円ほど高くなります。
そのため利用用途に応じて検討される人がほとんどです」
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定番オプションとされるフロアマット、サンバイザー、ETC車載器ですが、それぞれ時代の流れにより、性能の進化や特徴の変化などがあるようです。
また昨今では、新車の長納期化が話題となっていますが、各販売店によればディーラーオプションでは納期にほとんど影響が無いといいます。
その一方でメーカーオプションの有無によっては短縮出来る可能性もあるといい、ますます新車購入時のオプション選びは重要な要素となるのかもしれません。
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