“名ばかりゴールド免許”を卒業したい!「ペーパードライバー」を克服するための5つのステップとは?
いわゆる「ペーパードライバー」の人が、いつでも運転できるようになるには、どうすれば良いのでしょうか。克服までの5つのステップを解説します。
教習所に行くか、自分で練習する
クルマの運転免許を取得したものの、その後ずっと運転する機会がなく、気付けばゴールド免許の「ペーパードライバー」になってしまった人もそれなりに多いはず。
そんな人が、ペーパードライバーを卒業していつでも運転できるようになるには、何をすれば良いのでしょうか。
ペーパードライバーから卒業するには、主に、自動車教習所などでペーパードライバー向けの講習を受けたり、自分で運転を練習したり、といった方法があります。それぞれの特徴や練習方法について、詳しく見ていきましょう。
まず、自動車教習所での受講についてです。
教習所と聞くと、免許取得前に講習や実技教習を受ける場所とイメージする人もいるのではないでしょうか。
しかし実は、教習所では免許の取得前に加え、取得後のペーパードライバー向けの講習も開いているところがあります。
基本的な運転の講習のほか、路上走行やクランク、縦列駐車といった実習も盛り込まれており、苦手分野の克服にも役立つでしょう。
また、自動車教習所に通う時間がない人でも、出張レッスンを行っているスクールがあります。どちらも講習内容や回数をある程度自由に選べるため、自分のペースでペーパードライバーを克服できるでしょう。
次に、自分で練習する場合についてです。
安全には十分に注意しなければなりませんが、講習などを受けずに自分で練習することも可能です。その場合は、一人ではなく運転に慣れている人に教えてもらいながら練習しましょう。
また、自動車学校などの講習の後に、おさらいとして練習すると効果的です。段階を分けて少しずつステップアップしましょう。
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ペーパードライバーから卒業するには運転の知識や技術はもちろん必要ですが、なかでも重要なのは「慣れ」です。
運転に再び慣れるには「運転知識を学び直す」「車内を確認する」「運転姿勢を確認する」「実際に運転する」「駐車の練習をする」の5つのステップを踏む必要があります。
それぞれを詳しく見ていきます。
運転が下手な人って空間認識能力の問題に依る部分と、視点の中心から上下左右のどこまでが視野として認識できるかの脳内視野に依存するところが大きいのではないかと。
車を自分の体の延長上の一部だと思えば車が道路のどの部分を車輪が通過しているか分かりますし、脳内視野が広く深視力も深ければ広い範囲と先の先までの読みができます。
運転が下手な人は狭い道で左をかなり開けて向かってきますし、連続カーブでも対向車が居てもセンターラインを割ってくることが多く、追従でも直前の車の背面しか見ていないので、前の車がセンターよりに移動した時に、この車が直ぐ先で右折するのではないかという予測もできず、車間距離も短いので右折待ちの後ろから追い越すスペースも無く停まってしまうようなシーンは多いです。
自分の前の車を見て運転の上手い下手ってモロに分かりですよね。
つまりは、感覚的な空間認識力が低ければ上達は難しく、最初から空間認識力が高い人は車種が違ってもブランクが長くても数年乗った経験があれば短時間で感覚を掴むことができます。
これは裸眼視力など先天的なものや、能力の獲得できる幼少期に何をしていたかでも違いは出るかと。
うちの会社には何十年も運転していても後退駐車が致命的に下手な人が何人か居ます。きっと、自分自身が車の中という箱の中にあって、そこから直接見えない部分を想像できないからかと。単純に空間認識能力が高ければ、自分の車と周囲の障害物を俯瞰(ふかん:見下ろし)で想像できますし。最近の車はバードビュー搭載車種もあるようで。
依って運転を上達させたいのであればパイロンを立ててスラロームさせれば車を体の一部の延長上にあるものとして認識する練習にはなるかと。脱輪や縁石にぶつかる。右左折の巻き込み。駐車スペースにキッチリ納められないなど全ては自分を中心とした車と障害物の位置関係を頭の中に描けないことが大きいのでは。
でも、この感覚を掴めれば推そらくは上達も凄く早いと思います。
単純に速度に慣れたい時は郊外や高速道路を乗れば時速100キロも下に降りた途端にノロノロ運転に感じますし。
車の旋回軌跡の把握なら自分の家の近所で右左折や後退を含めたUターンを繰り返せば十分ではないかと。狭い場所ほど練習になるでしょうけど、致命的に下手な人なら隣にベテランを乗せていれば危ない時に止まれと言ってくれるでしょ。特にマニュアルはクラッチの硬さや繋がる位置が車でバラバラなのでエンストを連発するかも。ATならゴーカートみたいなものでしょうし、最近の車はサポート機能が豊富でしょうからそれに頼れば何とかなるのでは。