最近では、スズキ「ジムニー5ドア仕様」が世界初公開され、注目を集めています。
　
　では販売店では、何か反響はあったのでしょうか。

　初代が1970年に登場したジムニーは、軽自動車枠に収まるコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの4WDシステムを採用するなど、悪路走破性が特徴的な小型四輪駆動車です。

　現行モデルは2018年に登場し、日本では本格的な四輪駆動車の機能と走破性を高めた軽四輪駆動車となるジムニーと、1.5リッターエンジンを搭載した小型四輪駆動車となるジムニーシエラがラインナップ。

　海外では日本名のジムニーシエラがジムニーとして展開されてきましたが、全世界で3ドアのみのラインナップとなっていました。

　そんななか、2023年1月12日にインドで開催された「オートエキスポ2023」では、後部にリアドアが追加された新型ジムニー5ドアが世界初公開されました。

　以前から利便性や積載性の高い5ドア車の設定を望む声が多かったことから、今回の世界初公開以降、ユーザーから高い注目を集めています。

　発売に関してマルチ・スズキは、2023年度から順次アフリカ、中南米などに輸出する予定だとしていますが、日本国内の展開については明らかとなっていません。

　とはいえ今回の5ドアの登場で、「国内で発売されたら絶対買う」「日本にも5ドアを」と日本での発売を熱望するユーザーの声も多く見られます。

　では今回の5ドアの発表で何か販売店に反響はあったのでしょうか。都内販売店の営業スタッフは以下のように話します。

「ジムニー5ドアのお問い合わせや、待ち望んでいるお客さまの声は結構ありますね。

　とはいえ、5ドアの発売は現時点では海外のみとなっており、日本での発売についても考えられますが、確かな情報はありません」

　また静岡の販売店スタッフは以下のように話します。

「今回発表されたのはインド仕様で、あくまでジムニーシエラのモデルです。

　発表された当初は『どうなの？』とお客さまに聞かれたり、来店されるお客さまもいましたが、今のところ国内での予定については情報がおりてきていません」
　
　販売店では、新型ジムニー5ドアの発表を受け、問い合わせや実際の来店された人もいるなど、さまざまな反響があったといえます。

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　インド仕様ではあるものの、新型ジムニー5ドアが発表され期待が高まりますが、従来の3ドアモデルの納期はどうなっているのでしょうか。前出の都内販売店スタッフは以下のように話します。

「現在3ドア仕様の納期は1年半から2年となっています。

　多くはないですが、3ドアを注文しているお客さまで、5ドアに変えたいという声も聞きます。

　仮に3ドアを待っている際に5ドアが出たときは優先的に案内することも考えられます」

　また前出の静岡の販売店の場合では、「納期は1年から1.5年ほどです。3ドアを注文していただく際、基本的に購入していただくことを契約時に交わしているので、5ドアが欲しい場合は出るまで待つのが良いかと思います」と話します。

　新型ジムニー5ドアは現時点でも注目度の高いことから、今後国内導入が決まった際にはより多くの反響があると予想できるでしょう。今後の5ドア仕様の動きが注目されます。