スズキ「ジムニー車中泊」に公式も太鼓判!? 「5ドア仕様」追加の期待膨らむ軽SUV! ホントに「寝れる」?

世界的にも珍しい小型サイズの本格四輪駆動車「ジムニー」ですが、そのミニマムな室内で「車中泊」もできることを、メーカーみずから純正アクセサリーカタログで証明しています。

全長4m弱の「ジムニー」でも「車中泊」はできる!

 スズキの本格四輪駆動車「ジムニー」は、世界でも珍しい小さなボディサイズが特徴ですが、巧みなシートアレンジにより「車中泊」も可能だといいます。
 
 その実力についてスズキは、純正アクセサリーカタログでみずから提案しています。

小さいけど…「寝れる」!? 写真は2023年1月12日にインドで発表されたスズキ「ジムニー」の5ドア仕様
小さいけど…「寝れる」!? 写真は2023年1月12日にインドで発表されたスズキ「ジムニー」の5ドア仕様

 スズキのジムニー/ジムニーシエラの純正アクセサリーカタログを見てみると、バックドアを開けた車内助手席側に、シュラフ(寝袋)を展開した写真が確認できます。

 ジムニーは、助手席ヘッドレストを外してシートを後ろに倒し、後席は前倒しにすると、ほぼフラットな床面が生まれます。

 荷室の長さも180cm程度確保されるので、コンパクトなジムニーでも体格の良い大人が車中泊することも可能なのです。

 運転席側も同様のアレンジができますが、こちらはハンドルなどが手前に張り出しているため、実質的な荷室長はもう少し短くなります。

 とはいえ、身長170cmくらいまでの人なら十分に寝転がれるので、必要最小限のスペースとはいえ、左右席をあわせて最大2名が就寝できることになります。

 ただクルマのシートは走行中の乗員の身体を保持するため、平板な造りではありません。

 したがって寝床には凹凸が発生しますが、純正アクセサリーカタログでは厚さ20mmの「リラックスクッション」を敷くことで、より寝やすくしています。

 ウレタン製のクッション材なので、シートの凹凸に対しても柔軟に対応でき、使わないときには丸めて収納することもできます。

 長さ210cm、幅54cmで、大人でも十分に就寝できるサイズです。2セット揃えれば運転席と助手席で使えます。

 このほか車中泊のアイテムとしては、車外の光や視線を遮りながら換気も可能な「プライバシーシェード(メッシュ付き)」や、ルーフに取り付ける「カータープ」も用意されています。

 ミニマムなサイズのジムニーをテント代わりに使えば、とても効率的なキャンプとなるでしょう。

※ ※ ※

 スズキは2023年1月11日、インドのモーターショー「オートエキスポ2023」で、新型「ジムニー5ドア」を世界初公開しました。

 1.5リッターエンジンを搭載する海外仕様のジムニー(日本名「ジムニーシエラ」)をベースに5ドア化され、ボディサイズが延長されています。

 ジムニー(ジムニーシエラ)海外仕様の全長が3645mmなのに対し、新型ジムニー5ドアは全長3985mmで、その差は340mm(ともに背面タイヤの張り出し分は除く)。

 これまでの3ドアモデルに対し、ホイールベースの違いもちょうど340mmです。

 後席ドアが追加されるとともに、足元空間や荷室の拡大に充てられているものと思われます。

 後席シートの造りなど細部で変更があるようですが、シートアレンジの方法は基本的に3ドアのスタイルを踏襲しているため、室内長が延伸された分、車中泊もしやすくなるかもしれません。

 2023年1月現在、スズキから新型ジムニー5ドアの国内発売については言及がありませんが、スズキファンを中心にSNSなどでは大いに盛り上がりをみせており、日本への導入も大いに期待したいところです。

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スズキ ジムニー 荷室寸法
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