日産が新型「GT-R」世界初公開へ デザイン変更&特別マフラーで騒音対策の24年仕様! 次期型モデルはどうなるのか
2023年1月13日から15日にかけて開催された東京オートサロン2023において、日産は新型「GT−R(2024年モデル)」を世界初公開しました。2007年の登場から16年目となる現在ですが、次期型モデルはどのようなカタチで登場するのでしょうか。
16年目に突入した国産スーパースポーツの最高峰、今後は?
日産は新型「GT−R(2024年モデル)」を東京オートサロン2023にて世界初公開しました。
一方、GT-R自体は2007年の登場からすでに15年以上が経過しているだけに、その今後が気になるところです。
GT-Rの登場は2007年のことです。
6年前後でフルモデルチェンジがおこなわれることが一般的といえるなかで、15年以上にわたって同一型式を維持しているGT-Rは、極めて異色の存在といえます。
もちろん、15年以上にわたるモデルイヤーのなかで、GT-Rの性能は大きく向上しています。
発売後には2008年の一部改良(エンジンや足回りを中心)、2009年の一部改良(ナビの改良が中心)がおこなわれました。
その後、内外装デザインや走行性能の向上などを中心に2010年(2011年モデル)、2011年(2012年モデル)、2012年(2013年モデル)、2013年(2014年モデル)、2014年(2015年モデル)、2016年(2017年モデル)、2017年(2018年モデル)、2019年(2020年モデル)、2021年(2022年モデル)、そして今回2023年(2024年モデル)が発表されたのです。
また、2014年には「GT-R NISMO」が追加され前述の標準仕様に並行して進化しています。
こうした毎年のように進化した具体例として、たとえば2007年時点では480PSだったベースモデルの最高出力は2024年モデルでは570PSまで強化されています。
新型GT−R(2024年モデル)は、多くの自動車ファンが集まる東京オートサロンで発表されたということもあり、会場には黒山の人だかりができていました。
速さだけでなく、洗練された乗り味も追求し、トータルバランスを高次元まで求めたというGT-Rの2024年モデルは、最高出力は維持しつつ、走行時の不要なノイズと振動が低減されています。
新型GT−R(2024年モデル)について、日産のアシュワニ グプタCOOが「R35型の集大成ともなるべきモデル」とコメントするなど、意欲を感じるモデルに仕上げられています。
このように登場から15年以上が経過した現在でも、ワールドクラスのパフォーマンスを持つスーパースポーツカーであることは疑いようもない事実です。
しかしながら、今後さらなる進化を目指すためには、フルモデルチェンジが必須であることもまた、多くの人が感じているところです。
GT-Rの次期型については、これまで国内外の自動車メディアなどがさまざまなウワサを報じてきました。
しかし、結論からいえば、現時点で日産からGT-Rの今後について公式なアナウンスはありません。
つまり、日本を代表するスーパースポーツカーの将来については、まだまだ不透明な部分も多いのが実情です。
一方、昨今の自動車業界を取り巻く環境を見れば、GT-Rの将来についてある程度の方向性を感じることはできそうです。
そのなかで、もっとも重要なキーワードのひとつとなっているのが「電動化」です。
現在、多くの国が将来的な脱ガソリンエンジン化の方針を打ち出しており、GT-Rの主要な市場である北米や欧州、そして日本も例外ではありません。
2021年1月の施政方針演説では「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」という内容が発表されました。
現時点では不透明な部分もあるものの、ガソリンエンジンのみを搭載したモデルの販売が難しくなることは既定路線となっています。
そうした流れをうけて、フェラーリやランボルギーニなどが、電動パワートレインを搭載したスーパースポーツカーをすでに発売しています。
電動パワートレインを採用することで、ガソリンエンジンに比べて走行時のCO2排出量を低減できることのみならず、モーターの特性を活かした圧倒的な加速性能を与えられるといったメリットも得られます。
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