スズキ「新型ジムニー5ドア」“インド”に続き“豪”市場への導入発表! 日本への導入は?

2023年1月13日、スズキのオーストラリア法人は、同市場にスズキ新型「ジムニー5ドア」を投入すると発表しました。

新型ジムニー「5ドア」オーストラリアにも登場

 2023年1月13日、スズキのオーストラリア法人は、同市場にスズキ新型「ジムニー5ドア」を投入すると発表しました。

 新型ジムニー5ドアは、同年1月12日に、インドで開催された「Auto Expo 2023」にて公開されたクルマです。

オーストラリアで公開されたスズキ新型「ジムニー5ドア」のイメージ
オーストラリアで公開されたスズキ新型「ジムニー5ドア」のイメージ

 軽四輪駆動車の「ジムニー」を含むジムニーシリーズは、全世界194の国と地域で、幅広く活躍する、コンパクト4WD。

 4代目となる現行モデルは、2018年7月の発売より4年の歳月が経過しましたが、未だに人気が衰えず、「長納期化」が発生しています。

 軽自動車のジムニーの車体や骨格をベースに、オーバーフェンダーなどでサイズを拡張するほか、小型車用エンジンを搭載し、普通車としたモデルが「ジムニーシエラ」。海外市場ではこちらがジムニーの名前で売られ、本格的な小型四輪駆動車として活躍し続けています。

 そんなジムニーシエラの5ドア仕様として誕生したのが新型ジムニー5ドアです。

 3ドアモデルであるジムニーシエラとの違いは、リアドアを追加するためにホイールベースを340mm延長し、後席の足元空間や荷室が広くなっている点です。

 また、エクステリアでは、車体の延長だけでなくフロントの5連スロットルグリルにメッキパーツを追加するほか、インテリアでは、後席に専用のリアシートや内装が採用されています。

 専用のリアシートとはしていますが、全幅は3ドア仕様と同じで、後席が2名乗りという点は変わっていません。

 気になる走破性能は、アプローチアングルが36度、ランプブレークオーバーアングルが24度、デパーチャーアングルが50度、最低地上高は210mと、3ドアモデルのジムニーシエラと比べ、ランプブレークオーバーアングルがわずかに少なくなるものの、ほとんど変わりません。

 そんな新型ジムニー5ドアですが、今回オーストラリアにも導入されるようです。詳しい仕様・価格は公開されていませんが、「車両性能とエンジン仕様は現在の3ドアモデルのジムニーと同様」とされており、インドに導入されるものとほぼ同等であるとみられます。

 スズキのオーストラリア法人ゼネラルマネージャーのマイケル・パチョータ氏は、今回の導入発表について、以下のようにコメントしています。

「新型ジムニー5ドアの導入により、オーストラリアの人々がスズキを好きになる理由がまた一つ増えました。

 新型ジムニー5ドアの発売により、ジムニー愛好家が長い間望んでいたエクストララージ・ジムニーを提供することができるようになります。

 ジムニーはオーストラリアでカルト的な人気を誇っており、今後も広々とした空間を必要とする新しいタイプのユーザーが増えることでしょう。新型ジムニー5ドアの発売は、このモデルの象徴的なステータスをさらに高め、オーストラリアで最も愛されている4×4のうちの1台であり続けるはずです」

※ ※ ※

 インドに引き続き、オーストラリアで公開された新型ジムニー5ドアですが、日本でもその登場を切望する声は多くあります。

 しかし、2023年1月現在では日本導入の正式な発表はなく、一部メディアでは3ドアモデルの超納期問題の観点から見て、当面の導入はないと報じられるなど絶望視する声もあります。

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