荷台伸びまくり「斬新軽トラ」初公開! 「秘密基地」みたいな車内で車中泊ユーザーも注目!? ダイハツブースに登場

ダイハツは東京オートサロン2023に「ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド」と「コペン クラブスポーツ」を展示しました。2台とも組み合わせでの展示となっていますが、どのようなクルマなのでしょうか。

荷台が「伸びる」軽トラがダイハツブースで登場

 ダイハツは、2023年1月13日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2023」に5台のコンセプトカーをはじめ、さまざまなカスタマイズカーを展示しました。
 
 そのなかで、モータースポーツイベントへ気軽に参加できるという「ハイゼットトラック ジャンボ エクステンド」と「コペン クラブスポーツ」を公開しています。

モーターホームを彷彿とさせるダイハツのコンセプトカー
モーターホームを彷彿とさせるダイハツのコンセプトカー

 ハイゼットトラック ジャンボ エクステンドは、軽トラックの「ハイゼットトラック」のキャビン部を延長した「ジャンボ」仕様車をベースとしたコンセプトカーです。

 荷台部にはキャノピーが取り付けられ、バンのようなスタイリングとなっています。

 外装はレーシングカーをイメージさせるグレーの塗装に、テールからフロントバンパーの中央にいたるまで赤いストライプが貼られているほか、レイズ製「ボルクレーシング」アルミホイールを装備。全体的にレーシーな雰囲気漂うエクステリアとなっています。

 レースのゼッケン番号を思わせるドアに貼られた「62」番のステッカーは、ダイハツが62周年であることを意味しています。

 このコンセプトカーの一番の特徴といえるものが、キャノピーが後部に向かってスライドし、荷台部の空間が拡張されることです。

 ダイハツの担当者によると、「休日に気軽にモータースポーツを楽しむことをコンセプトとし、モーターホームのようなイメージをもたせました」といいます。

 キャノピーはサイドに縦開きの小窓も設けられ、室内デザインはスポーティなレッド一色。フラットな床面が特徴で、横になって車中泊もできそうな空間が広がっています。

 また、モータースポーツのガレージやメンテナンス拠点を彷彿とさせるサスペンションやレンチなどのメンテナンスグッズや、レーシングスーツなども飾られており、さらにサーキットのタイムが書かれたホワイトボードも用意され、さながらサーキットの基地を想像させます。

 ハイゼットトラック ジャンボ エクステンドの隣には、サーキット走行仕様に仕上げられたコペン クラブスポーツが展示されており、グレーの外装に赤いストライプやボルクレーシングホイールなど、同じ世界観で統一されています。

 コペン クラブスポーツはロールゲージやフルバケットシートが装備され、フジツボ製マフラーも装着されているなど見た目だけでなく走りに特化した仕様となり、こちらもレースのゼッケン番号のような「20」のステッカーが貼られ、「コペンが20周年を迎えたことをアピールしています」と先出のダイハツ担当者は話します。

 ハイゼットとコペンの両モデルとも今後の市販化については未定のようですが、2台のコンセプトカーについて先出のダイハツ担当者は、「社内で上がった遊び心ある案を採用し、このように展示することで、ダイハツのファンをもっと増やしたいと考えています」と説明しています。

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