ついにマツダ「サバンナGT」が蘇った!? 丸目4灯ライト&黄色ボディがカッコいい! ワイドな「RX CABRIOLET」お披露目へ
東京オートサロン2023にて自動車専門学校の日本自動車大学校(通称NATS)が「MAZDA RX CABRIOLET」をお披露目しました。
サバンナGT復活か!? 驚くべきカスタムカーの正体とは
かつてマツダには「サバンナGT(輸入名:RX-3)」というモデルが存在。
そうしたなかで、東京オートサロン2023にサバンナGTらしきモデルがお披露目されました。
自動車専門学校の日本自動車大学校(通称NATS)は、25年連続で東京オートサロンに出展しています。
同校の学生達が授業の一環として、カスタムカーやレストア車両の製作をしており、東京オートサロン2023年には「NATS Alphard Super Dually」、「NATS GR STANCE」、「NATS BlueBird Reboot」そして「NATS RX-Cabriolet」が展示されました。
そのなかのでMAZDA RX3 CABRIOLETは、マツダ「ロードスター(ND型)」をベースにしたモデルです。
日本で1972年から1978年まで発売されたサバンナGT(RX-3)は、米国向けに「RX-3」という車名が与えられて展開され、日本でもRX-3の名で親しまれました。
その見た目は、サバンナGT(輸入名:RX-3)をオマージュしたような丸目4灯かつメッシュグリルを装着するほか、インパクトのあるイエロー&グリーンのボディカラーが目を引きます。
またテールランプは、グランドファミリア(4ドア)のものを流用して装着しているといいます。
ボディサイズは、全長約4300mm×全幅約1800mmと純正のロードスターよりも長く広くなっているようです。
そんなMAZDA RX3 CABRIOLETの制作背景について、担当する学生は次のように話しています。
「中古車も高騰しているいま、旧車は欲しいがとにかく敷居が高く、ただでさえ購入価格が高いうえ維持費、メンテナンスにかかる費用を考えたら簡単には手に入れられません。
さらに、僕ら若い世代にはとてつもなく高いハードルなんです。そうしたこともあり、現代のクルマのメンテナンス性や維持費でルックスは旧車という理想形のモデルケースとしてチャレンジしていました」
また苦労する部分としては、以下のように話しています。
「NDロードスターのきれいなラインやシルエットと真逆とまではいわないですが、形のベクトルが違う両車のつじつま合わせが難しいです。ロードスターの良さもできるだけ残したいと思っていました。
ボディの造形は主に鉄板で作っており、前後のバランスを取るのが大変で、新規パネルを製作し既存のフェンダーやボディと合わせていくのですが板金加工で左右対称にすることや上手くR(局面)を作るのがとても難しかったです」
※ ※ ※
また東京オートサロン2023に展示した際の感想については「本当はボンネットも作る予定でしたが、素材が足りず一旦未完成の状態です。今後、そのあたりもやって細かな作業もしつつ、車検を取得出来ればと思っています」と語ります。
サバンナGT(RX-3)は1978年に生産終了となっていますが、NATSの学生たちの手によって現代に蘇ったともいえます。
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