スズキ「ジムニー5ドア カスタム仕様」も世界初公開!? メッキ&ブラック加飾に注目! どんな特徴がある?
マルチ・スズキ・インディアは、インドで開催されている「AUTO EXPO2023」において、新型「ジムニー5ドア」をワールドプレミアしました。その会場でひっそりと展示されたいたカスタム仕様とはどのようなものなのでしょうか。
ひっそりと置かれたジムニー5ドアのカスタム仕様とは…?
2023年1月12日にマルチ・スズキ・インディアは、インドで開催された「AUTO EXPO2023」において、新型「ジムニー5ドア」をワールドプレミアしました。
同イベントでは、イメージカラーとなる「キネティックイエロー」が注目されていましたが、会場にはひっそりとアクセサリーパーツでカスタマイズされたモデルも展示されていました。
世界初公開の場となったインドではもちろんのこと、日本でもすでに話題沸騰しているスズキ「ジムニー5ドア」。
2023年1月13日には、スズキのオーストラリア法人が導入を発表したばかりで、ますますジムニーワールドの広がりに期待が高まります。
オーストラリアで発売されることで、期待されることがいくつかあります。
まずひとつは、ピックアップトラックへの転換です。
周知の通り、オーストラリアは農業が基幹産業であり、トラックは国民車。すでにジムニーをピックアップトラックに改造した車両もスズキ公認で発売されています。
より長いフレームを持った5ドア車をベースにした場合、シングルキャブならかなり実用的な荷台になるはず。
ふたつめは、カスタムパーツの充実です。
オーストラリアはオーバーランド発祥の地であり、アウトバックドライブで考えられた多彩な4WD用パーツが生まれている国でもあります。
すでにジムニー用として数々の商品がリリースされていることを考えると、5ドア車に合わせたパーツもすぐに開発されるでしょう。
5ドア車のカスタムといえば、「AUTO EXPO2023」の会場に展示された車両も要注目です。
同車両は、華々しく壇上に登場したイエローのジムニー5ドアの横に飾られたものですが、明らかにノーマルとは違うオーラがありましたが、現地メディアが数名取り上げているだげで、SNSなどでもそのほとんどがキネティックイエローの標準車ばかりが投稿されていました。
しかし、実は標準車とは頃鳴るカスタマイズが施されており、まず目を惹くのが、フロントバンパーです。
下部にスキッドプレート風のパーツが取り付けられており、注視するとカーボンの織り目のような模様が刻まれています。
その上にはやはりメタル調の加飾パーツが縦に2本付けられており、オーバーライダーのような見た目に。
ノーマルのツヤありのグリルと融合することで、これまでのジムニーにはない高級感とヘビーデューティな雰囲気を纏っています。
ボディの前後コーナー部に付けられた縞板風の樹脂パーツも、ラギッド感を増幅させています。
こうした縞板のボディガードは、旧型のランドローバー「ディフェンダー」などではお馴染みで、日本でも1980年代から存在したパーツ。スクエアなフォルムのジムニーとの親和性は抜群です。
サイドに回ってみると、ひときわ大きな車名デカールが目に入ります。
日本で発売されているデカールは、ユーザーの需要があまりありませんが、ボディサイドの広い5ドア車ならこうした市場もあるかもしれません。
ドアの下部には、ごついドアシルガードが採用されています。
このパーツは二重構造になっており、ベースとなるプレートのなかに、もう1枚ガードとなるプレートが入っています。
内部のプレートはGショックを思い起こさせる意匠を採用しており、これもまたヘビーデューティ感を演出しています。
面白いのは、日本では最近あまり見かけなくなったドアバイザーです。
前後のバイザーのデザインに連動性があり、後側を少し小さくすることでスポーティなイメージになっています。
まだまだ喫煙率が高いインドならではのアピールともいえますが、日本でも車中泊時の換気に役立ちそうです。
ピアノブラックとメッキを組み合わせたタイヤカバーも、ジムニーとしては新基軸のオプションといえるでしょう。
このタイプのカバーは、メルセデス・ベンツ「Gクラス」でお馴染みです。海外で馴染みのある“リトルG”の愛称だからというわけではありませんが、意外とフィットするカスタムパーツです。
ルーフには汎用品のベースキャリアが装着されていましたが、ルーフラックやルーフテントを取り付けることで、よりオフロード4WD的なイメージを強めることができるはずです。
このデモカーを見ると、スズキが純正オプションで現行型「ディフェンダー」的なカスタムを目指していることがうかがえます。
日本でジムニー5ドアが販売されるのはまだ先だといい、これらのオプションパーツも販売されるかは不明ですが、どれも発売の可能性は大。
アウトドア系のオプションも含めて、カタログのラインナップが大幅に増えることは間違いなさそうです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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