どこでも“ととのえる”! まさかの新「軽トラ“サウナ”」登場!? ゴツ感高めの仕様もカッコイイ「サウナ無番地」とは
2023年1月13日から1月15日まで、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」には、多くの「カスタム軽トラ」が展示されていました。そのなかには、荷台を「サウナ」に改造した「サウナ無番地」というクルマがありました。
どこでも「サウナ」な軽トラ! その名も「サウナ無番地」
軽トラックのカスタム業界は2023年も盛況のようで、2023年1月13日から1月15日まで、幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」にも多くのデモカーが展示されました。
キャンピングカー仕様やアゲトラがここ数年のブームですが、会場でひときわ目を惹く1台を発見しました。
軽トラの荷台を「サウナ」に改造したといいます。
製作したのは、軽トラカスタムで人気の「バグトラック」。
芸能人のユーザーもいることから、全国のファンから注目されている青森のビルダーです。
荷台に載せるスタイリッシュなテントキットや、パネルバンの内部を居住スペースに改造した車両は、軽トラカスタムのマイルストーンになっています。
そんな同ブランドが新たに提案してきたのが、その名も「サウナ無番地」という“走るサウナ室”です。
内部を見てみると、そこはまさしくサウナ。壁面・天井には地元産の青森ヒバをギッシリと張り詰め、壁には温度&湿度計も見えます。
座るための長椅子や、いかにもサウナという間接照明も雰囲気を盛り上げます。
車内の隅には、薪式のサウナストーブを設置。ルーフ上には、薪ストーブの吸排気のための煙突も見えます。
同じく青森県に拠点を置くアウトドアギアブランド「フェニックスライズ」製のストーブで、上部のサウナストーンを温めて、そこに水をかけることでパネルバン内部を熱します。
なぜこんなクルマを造ったのでしょうか。バグトラックのスタッフに聞いてみました。
「最初はお客さんの要望によってワンオフで造ったのですが、新しいスタイルのクルマとして当社の定番商品にしようということになりました。
皆さんの評判もまずまずで、すでにご注文もいただいております」
車内にはかなり厚めの木材を張っているようですが、非常に高温になるサウナ室。果たして車両に影響はないのでしょうか。
「運転席との間も十分な断熱を施してあります。
120℃まで上げてみましたが、特に問題はありませんでした。実際は80〜100℃の使用が適温ですので、十分なマージンがあると思います」
※ ※ ※
問題があるとすれば、それはサウナから出た後の水場の確保。
「現状では川くらいしかないですね(笑)」
ボディサイドにはサウナから上がった後にくつろぐための木製テーブルが備え付けられており、荷物を積むためのルーフラックやリアラダーも装備されています。
サウナを使用しない場合は、長椅子をベッドに活用でき、キャンピングカーとしても活用できるよう考えられています。
Writer: 山崎 友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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