ついにスズキ新型「ジムニー5ドア」正式発表! 専用装備で何が変わった? 細部を徹底解説!

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 もちろん、ラダーフレーム構造、前後3リンク・リジッドアクスル式サスペンションといったシャシーも同じです。

 ただ、会場で発表されたラダーフレームの写真を見ると、従来のXメンバーの後方に新たなクロスメンバーが付け足されており、重量増に対して十分な補強がされていることが分かります。また、プロペラシャフトについても、ショートボディ車よりも太いものが採用されています。

 エクステリアでジムニーシエラとの違いで確認できたのは1か所で、フロントグリルが加飾になったことです。

 ツヤありの塗装が施され、縦スリット開口部の周囲にメッキが施されています。

 ちなみにインド仕様には、新たにレッドのボディカラーが追加されました。

 日本発売時にはカラーバリエーションは変化すると思いますが、レッドは新たなイメージカラーとして残りそうな感じもします。

 インテリアもほぼシエラと同じ構成です。大きく異なるのは1か所で、インパネ中央部に配置されたオーディオスペースが拡大し、22.86cmのタッチディスプレイがインストールされたこと。

 これに伴い、ステアリングホイールのなかに操作系のスイッチが新たに設けられました。

使い勝手も増した!? 全長が長くなったスズキ新型「ジムニー5ドア」
使い勝手も増した!? 全長が長くなったスズキ新型「ジムニー5ドア」

 全体的な印象としては、驚くようなトピックはなかったということです。

 デザインも、ボディが延長されたというだけで、ジムニーというクルマの世界観の域から出ているものではありません。

 ただ、改めて後部ドアの開口部を見ると、これだけホイールアーチにかかっていると乗降がしにくいのではないかと気になる部分もあります。

 しかし、新たに340mmもボディが伸びたことを考えると、4人がしっかりと乗れるというだけでなく、これまでレジャー派に不評だった積載性についても格段に向上していることでしょう。

 また、フルフラットにしたときの車中泊のしやすさについても期待が高まります。

 ジムニーやジムニーシエラよりも明らかにレジャーユースに適しており、これまで入手が困難だったショートボディ車に代わって、再び大ヒットとなることは間違いなさそうです。

 ちなみに日本での発売時期や価格などは発表されていませんが、インド国内では2023度中の発売となることから、早くて2024年の日本導入が期待されます。

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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