2023年発売の新型軽SUV「デリカミニ」発表で再注目! 55周年を迎える「クロスオーバー」老舗ブランド「デリカ」とは
「デリカ」ブランドの始まりは55年前の1968年から
2023年でデビュー55周年を迎える「デリカ」の名は、まず1968年に商用車として誕生。翌年には乗用ワゴンモデル「デリカコーチ」が誕生しています。
1979年にモデルチェンジした2代目からはコーチは「デリカ スターワゴン」と呼ばれるようになり、1982年には4WDを追加しています。
単なる駆動方式の違いというだけではなく、最低地上高を上げ車体装飾も加えるなど、1BOX車とSUV(当時はRVやクロスカントリーカーと称した)を組み合わせた、まさにクロスオーバーモデルのはしりといえるクルマでした。
3代目デリカの登場は1986年。高い悪路走破性を初代から引き継いだデリカ スターワゴンはさらに存在感を増し「デリカといえばスターワゴン」というイメージを作りました。
1994年にはフロントにノーズ部を持つミニバンスタイルのボディにフルモデルチェンジ。4WDモデルは「デリカ スペースギア」に名称が変更されただけでなく、パジェロのラダーフレームとモノコックボディを一体化した「ビルトインラダーフレーム」構造を採用。
ミニバンとしては格段に高いパジェロ譲りの高い悪路走破性を誇りました。
2007年には、後継の「デリカD:5」が登場。SUVモデルの「アウトランダー」用をベースにした電子制御4WDを搭載し、多人数乗りのミニバンなのに悪路も走れる、というデリカスペースギアが持っていた唯一無二の性格をしっかり継承しています。
2019年にはデビュー12年目にして大幅マイナーチェンジを実施。基本ボディはそのままに、ダイナミックシールドを取り入れたフロントデザインによって、SUVらしい迫力ある姿に発展しました。
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前出の通り、2022年12月末の段階で三菱は新型デリカミニについての詳細情報をほとんど明らかにしていません。
最低地上高が大きく取ったり、本格的な4WDシステムを新採用することで、極めて悪路走破性が高く仕上げられた、などの性能訴求はとくにされていないようです。
その点でいえば、デリカミニはライバルのタント ファンクロスや、スペーシア ギアと立ち位置は同じとみられます。
なおそのスタイリングを実際に見比べてみると、フロントデザインは現行型デリカD:5とあまり似ていません。
むしろ現行型eKクロススペースのほうが「兄弟」といったイメージが強く、新型デリカミニはむしろ2019年のマイナーチェンジ前のデザインに近い印象です。
ともあれ新型デリカミニは、老舗ブランドであるデリカの名をもらったことで、アクティブさや力強さ、SUVとしての魅力が大いに高まっていることは間違いないでしょう。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
デリカミニを出すなら先ずベースとなるパジェロミニを復活させ当然本家パジェロも復活させるべきだね。
ベース車、シャシーはなんだろう
タフトのクロスオーバーもどきエディションみたいななんちゃってクロスオーバーはちょっとな
鈴木と提携してるんだからエスクードをペーストしたパジェロイオみたいにジムニーをベースにして欲しいな
ついでにジムニーやシエラをベースとしてパジェロミニやイオも