豪華な「オシャレ」内装が「なぜか気になる…」新型高級SUV「CX-60」にマツダが仕掛けた「ワザ」の正体とは
マツダが仕掛ける「ワザ」とは「心揺さぶる美しさ」にあり
では魂動デザインとは、一体どういうものなのでしょう。
マツダの公式サイト「マツダのクルマづくり」では、魂動デザインについて次のように説明されています。
![マツダは内外装のデザインにドライバーらの「心揺さぶる美しさ」を追求しているといい、ユーザーからの評判も高い新型「CX-60」は、こうしたマツダの「魂動デザイン」コンセプトの最高到達点といえるかもしれません[写真は新型「CX-60 プレミアムモダン」のインテリア]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2022/12/20221205_mazda_cx-60_Premium_Modern_001.jpg?v=1670239628)
「クルマは、単なる鉄の塊ではありません。それは“命あるもの”だとマツダは考えます。
ドライバーとクルマの関係を、まるで愛馬と心を通わせるかのように、エモーショナルなものにする。そのための造形を追い求めつづけるのが、マツダの『魂動デザイン』です。
魂動という哲学のもとに、マツダデザインが追い続けるもの。それは“心揺さぶる美しさ”。ひと目で心を奪われるような美しさを、クルマというプロダクトで表現したい」
つまりクルマをよりエモーショナルな(ドライバーの感情に訴えかける)ものとするため、その実現に必要な技(ワザ)が「心揺さぶる美しさ」だというのです。
そしてデザイナーのみならず開発設計、製造過程に至るまで、すべてを緻密に練り上げたことで、多くのユーザーが興味を集めることになった新型CX-60のオシャレなインテリアとして結実したのでしょう。
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新型CX-60のインテリアデザインは、縦置きエンジンのFRプラットフォームを強くアピールするレイアウトとなっているのもみどころのひとつです。
太いセンターコンソールが室内空間の前後を突き抜けさせることで、その奥にある縦置きトランスミッションの存在を感じさせているのです。
華やかな素材だけでなく、そうしたパッケージレイアウトを活かしたデザインからも、新型CX-60の力強さや特別感が表現されています。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。































