なぜオービスは「赤く」光る? 強烈な光で知らせる意図は? 実は白色も登場! 色で異なる仕組みとは
移動式オービスの多くは光ると白色? なぜ?
そもそもドライバーにオービスが作動したことを知らせる必要があるのか疑問な人もいるかもしれません。
オービスが作動したら、数日から30日以内に警察から出頭通知が送付され、違反者は指定された場所へ出頭しなければなりません。
速度違反したことをきちんと自覚させるために、フラッシュの光でドライバーに認識させる必要があるのではないかと考えることもできます。
オービスの使用目的については、交通事故抑止だけでなく、ドライバーに対して速度を下げさせる意識を高めることが挙げられます。
そのため、神出鬼没の移動式オービスも誕生しました。

このようにオービスは、特定の場所に設置しているだけではありません。
移動式オービスは2016年から配備が始まり、最近では全国各地に配備され移動式のものが主流となりつつあります。
小さなスペースでの設置も可能なため、道幅の狭い道路やトンネルなどに配備されたケースも。その神出鬼没ぶりに多くのドライバーが安全運転に対する意識を高めているようです。
こういった移動式オービスには、白色の光が投射されるタイプのものもあります。
移動式オービスのフラッシュの色が白なのは、違反車両をカラーで撮影しているためと考えられます。
暗所を走るクルマを適切なカラーで撮影するためには、撮影するカメラのホワイトバランスに合わせた白いストロボを投射する必要があります。
そのため、主に撮影用として白い光が投射されるのではないかと考えることもできます。
移動式オービスには従来通り赤色のフラッシュが光るものもありますが、白黒写真からカラー写真に変わりつつあり、それに伴ってフラッシュの色は赤色から白色に変わってくるのかもしれません。
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このように、オービスのフラッシュの色には理由があるようです。
違反取り締まりに関することであるため、詳細は明らかにされていませんが、近年ではフラッシュが白色の移動式オービスも増え、オービスの技術が進歩している様子がうかがえます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
















