トヨタ高級ミニバン「アルファード」なぜ白・黒ボディが9割以上? それ以外の色を見かけない訳とは

トヨタの人気高級ミニバン「アルファード」が街を走っているのをよく見かけますが、多くは白か黒のボディカラーで、ほかの色はめったに見かけません。なぜ白と黒ばかりなのでしょうか。

高級ミニバン「アルファード」白か黒ばかりなのはナゼ?

 トヨタ「アルファード」は、多人数乗車可能なラージサイズのファミリーカーとしてだけでなく、企業のVIPや政治家、芸能人がゆったり移動できるクルマとして、幅広い層から支持されている高級ミニバンです。

 2022年上期(4月から9月)の登録台数は2万7308台と、登録車のランキングで8位にランクインしているほか、ミニバンカテゴリーではホンダ「フリード」(3万7475台)に次ぐ2位につけるなど、絶大な人気を誇ります。

アルファードの一番人気は白いボディカラー
アルファードの一番人気は白いボディカラー

 359万7000円から775万2000円(消費税込)という高額車にもかかわらず、飛ぶように売れているアルファードだけに街中で目にする機会も多いのですが、白か黒のボディカラーしか見かけません。

 なぜアルファードは白・黒といった“無彩色”に分類されるボディカラーが大多数を占めるのでしょうか。

 トヨタ広報部によると、2022年1月から11月に販売されたアルファードのボディカラーの内訳は、白系が約6割、黒系が約3割強と、9割以上のユーザーが白または黒を選択していることが分かります。

 トヨタの販売店では、白と黒以外のアルファードをオーダーする人はほとんどいないといいます。

 その理由は定番色を選ぶことで「間違いのない選択」をするユーザーが多いことや、リセールバリューを気にする人が多いことにあるそうです。

 白系のアルファードは中古車市場での人気も高く、登録して2年程度なら値落ちが小さいことから高額下取りが望めるとされており、こういった点も白・黒のアルファードが選ばれる理由になっているようです。

 アルファードのボディカラーは、2022年12月現在5色用意されており、白系が「ホワイトパールクリスタルシャイン」、黒系が「ブラック」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」、濃いブラウン系の「グラファイトメタリック」、赤系の「ダークレッドマイカメタリック」をラインナップ。

 以前は白系がもう1色とブロンズがかったシルバーもあったのですが、いまでは売れ筋の5色を残すのみとなっています。

 選択できるボディカラーが厳選されていることも、白・黒がより一層選ばれる理由となっているのでしょう。

※ ※ ※

 アルファードではゴールドアクセントを加えた「S タイプゴールド」という特別仕様車が定番となっており、2022年5月に第3弾モデルが発売されましたが、この特別仕様車のボディカラーも、白1色、黒2色の3色のみ設定となっています。

 アルファードを購入するならば、白か黒のボディカラーを選択しておけば間違いないといえそうです。

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