ホンダの「新型軽EV」100万円台で発売へ! 軽でもナンバープレート“真ん中”装着!? 電動「N-VAN」どうなる?
商用から趣味まで幅広いニーズに対応するホンダの軽バン「N-VAN」をベースとし、新型軽商用EV(電気自動車)が2024年春に発売されます。どのような特徴があるのでしょうか。
航続距離は200km、価格は100万円台の軽商用EV登場へ!?
ホンダは、2030年までに四輪車において30車種のEVをグローバルで展開する目標を掲げていますが、そのなかの1台として軽商用車「N-VAN(エヌバン)」をベースとした、新型軽商用車EVが2024年春に発売されることがわかりました。
日本独自の規格である「軽自動車」は、昨今では新車販売の4割を占めるほどに成長しており、日常生活の足としてかかせないジャンルです。
そのなかでも軽商用車は、環境負荷低減という点において電動車のニーズが高く、ホンダは軽商用EVを皮切りに、軽自動車のEV化を進める計画としています。
N-VANのEV仕様は、ベース車が持つ「大容量の荷室空間」「助手席側のセンターピラーレスが実現する荷室空間の使い勝手の良さ」「アレンジ力の高さ」といった特徴はそのままに、EVならではの静粛性や力強い加速を実現。
航続距離は200kmを目標に開発が進められており、商用利用のほか、日々の買い物や通勤・通学、趣味にも対応可能な実用性を兼ね備えているようです。
N-VAN EV仕様のデザインについても、基本的にはベース車を踏襲。しかし、今回公開された画像を見ると決定的に違うところがあります。それはフロントのナンバープレートの位置です。
軽自動車はボンネット内のスペースも狭く、エンジンやミッション、補機類などがぎっしりと収められています。エンジンを冷却するためのクーラントを冷やす装置としてラジエーターもボンネット内にありますが、軽自動車はスペースの関係上、助手席側に寄せて配置。
ナンバープレートは運転席側にずらし、走行風が助手席側のラジエーターに当たるようにデザインされています。
ところがEVにはエンジンがなく、当然ラジエーターもありません。ナンバープレートを運転席側にずらして配置する必要もなく、登録車のように中央に設置することができたのです。
ナンバープレートを中央に配置する軽自動車は増えています。
ホンダは「N-BOX」を2020年12月にマイナーチェンジしたときに、カスタム仕様の「N-BOX カスタム」のナンバー位置を、それまでの運転席側から中央へと変更しています。
これについてホンダは次のように説明します。
「軽自動車だからナンバープレートの位置が中央じゃないということを気にするユーザーも多く、N-BOXカスタムはマイナーチェンジを機に中央に移動しています。
バンパーの形状を変更することで、ナンバープレートを中央に配置してもラジエーターを冷却できるようになりました」
ナンバープレートを中央に配置するとデザインが左右対称になり、ユーザーとしても受け入れやすいといいます。
ホンダ「N-ONE」は、2012年に登場した初代モデルも現行の2代目モデルもデザイン面な見栄えを考慮してナンバープレートは中央に装着されるほか、日産「デイズ」「ルークス」や、軽EVの「サクラ」も中央配置となっています。
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N-VANのEV仕様の価格は、ガソリン車と同等の100万円台からの設定となるようです。
これは補助金を含めたときの価格と思われますが、お求めやすい価格設定とすることで、軽EVの普及を促進するといいます。
今後、ビジネスにおける実用性の検証が予定されており、軽商用EVとして使い勝手を磨き上げ、2024年春の発売に向けて商品性を高めていくとのことです。
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