トヨタを代表するモデルである「クラウン」がフルモデルチェンジし、2022年9月に「クラウン クロスオーバー」が発売されました。

　セダンとSUVを融合させた「クロスオーバー」、運転しやすいパッケージでスポーティな走りを楽しめる「スポーツ」、大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的なSUVとして「エステート」という3つのSUV仕様を設定するとともに、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」を加えた4モデルが新型クラウンとして登場。

　スポーツ、エステート、セダンの3モデルは2023年に発売される予定です。

　SUVの設定や本格的な海外展開など、「これからの時代のクラウンらしさ」を追求したとトヨタは説明していますが、やはり「クラウン＝セダン」というイメージを持っている人も多いでしょう。

　半導体不足などで新車の納期が遅れていることもあり、なかには、ひとまずクロスオーバーを購入しておいて、セダンの登場を待つという人もいるようですが、新型クラウン セダンはどのようなモデルになるのでしょうか。

　現時点で明かになっているのはボディサイズとデザインです。

　全長5030mm×全幅1890mm×全高1470mm、ホイールベース3000mm（2022年7月時点での開発目標値）という堂々たるボディとされ、トヨタの本格四駆「ランドクルーザー」（全長4985mm）よりも全長が長く設定されます。

　外観デザインは、新型「プリウス」でも取り入れられた「ハンマーヘッド」と呼ばれるシャープなLEDライトを採用。左右のヘッドライトをつなぐようなLEDが先進的な表情を演出するとともに、縦基調のブラックグリルはアグレッシブで若々しい印象を与えています。

　さらに、セダンでありながらクーペのような伸びやかなサイドビューを実現したほか、リアのテールランプは横一文字のデザインとし、最近のトヨタ車・レクサス車と共通点を感じさせる意匠を採用しました。

　内装は公開されていませんが、クラウン クロスオーバーと同様の上質なインテリアとなることが予想されます。

　また、運転手が運転してオーナーは後席に乗る「ショーファーカー」という側面もあるようなので、後席の居住性や乗り心地も配慮されるのではないでしょうか。

　SNSでは新型クラウンセダンについての投稿も見受けられます。

「早く新型クラウン（セダン）乗りたい」「来年発売といわれている新型クラウンセダン、カッコいいなぁ」「新型クラウンセダンカッコ良いから欲しい」など、スタイリッシュなデザインに注目する声がありました。

「新型クラウン セダンを買うために頑張るか」「新型クラウン セダンなら乗ろうかなと思える。クラウンはやっぱりあの形じゃないと」「新型クラウン セダン、マジでデザイン良かったから装備と値段次第でいきたい」など、セダンだから乗りたい・購入したいといった投稿も。

　ほかにも、「新型クラウン、セダンはMIRAIの兄弟車？」「新型クラウンセダンとMIRAIってフォルム似てるけどホイールまで一緒？」「クラウンセダン、MIRAIよりもクーペ感がある…」と、トヨタのFCV（燃料電池自動車）である「MIRAI（ミライ）」と見比べて、新型クラウン セダンもFCVになるのではないかと予想する人も見られました。

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　歴代クラウンがセダンとして広く認知されていることから、新型クラウン セダンに期待する人が多いのかもしれません。

　一体どのようなモデルとして登場するのか、トヨタからの発表が楽しみです。