トラック荷台で“高級車中泊”ができる!? 脱着可能なシェル搭載の「トラキャン仕様」がスゴすぎる!

トラックの荷台にシェルを搭載する「トラキャン仕様」として、「トラック オン ホーク」が登場しました。気軽にキャンプや車中泊ができるといいますが、一体どのようなものなのでしょうか。

めちゃくちゃ使える「トラキャン仕様」爆誕!

 オリジナルキャンピングカーの設計・製造をおこなう「プレシャスモストRV」は2022年12月1日、トヨタ「タウンエース トラック」の荷台に積載するだけでキャンピングカーとなる“トラックキャンパー”(トラキャン)として「トラック オン ホーク」を発表しました。

車中泊ならぬ“荷台泊”ができる「トラック オン ホーク」
車中泊ならぬ“荷台泊”ができる「トラック オン ホーク」

「トラック オン ホーク」は、手軽にキャンピングカーを持てることをコンセプトとし、同車が手掛けるオフロード系キャンピングカー「エクスペディション ホーク」のシェル部分を分割したもの。

 シェル部分だけの販売となり、ベースのタウンエース トラックがあれば、荷台に装着することが可能です。

 トラックからシェルが脱着できる「トラキャン仕様」であるため、普段は地面に下ろして部屋として使えて、出かけるときにはキャンピングカーとして使えるのがメリット。高級感のある居住空間で、快適な車中泊がおこなえます(就寝人数:2人+1人)。

 シェルの脱着は慣れれば10分ほどで完了。目的地に到着して、ベース車から切り離して使用することもでき、オートキャンプ場などにシェルを置いてクルマで近場を移動するという新しいキャンピングカースタイルも可能です。

 なお、シェルは荷物扱いになるので、走行中に乗車することはできません。

 一般的なキャンピングカーと大きく異なり、トラック オン ホークは運転席とシェルが分離されています。運転席とシェルとのあいだに通路がないことから不便に感じるかもしれませんが、分離していることでのメリットもあります。それは走行時の横風対策やフロントガラスの結露解消です。

 トラック オン ホークは設計段階から横風対策を施しており、バンクベッドを確保しつつ、運転席天井、運転席後部にそれぞれ10センチ程の隙間を持たせた構造を採用。横風が強く当たった際にもこの隙間から上手く車体の反対側に空気を逃がすので、ハンドルを取られる程の抵抗がかからない構造になっています。

 さらに、目的地が寒冷地など氷点下になるような場所では、FFヒーターで車内を暖めて一晩車中泊すると、翌朝出発する際に運転席のガラス一面に結露が発生してしまいます。

 結露した氷や水分を拭くとフロントガラスに拭き跡が残ってしまいますが、トラック オン ホークは運転席と居住空間が分離しているので運転席のフロントガラスが結露しません。

 ほかにも、設計思想に災害復興支援団体の意見も取り入れているため災害時にも威力を発揮。

 プライバシー確保の観点からの個別避難所や休憩室、携帯電話の充電供給場所などとしても機能することが期待でき、自治体などがシェルを複数所有することで、トラック1台で複数回運搬すれば複数の簡易避難所を素早く設置することも可能です。

※ ※ ※

 トラック オン ホークは全長4682mm×全幅1787mm×全高2665mm。サブバッテリーやアクリル二重窓、室内コンセント、ウォータータンク、シンク、冷蔵庫などが標準装備され、価格(消費税込)は298万653円からです(タウンエーストラックの費用は別途)。

【画像】荷台に積むだけ“トラキャン”が斬新! 高級車中泊ができる「トラック オン ホーク」爆誕!(15枚)

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