45年ぶりにマツダ「サバンナGT」が蘇る!? メッシュグリル&丸目4灯でナウさ全開! シャコタン「RX3 CABRIOLET」の反響は?

2023年1月13日から15日まで千葉県幕張メッセで開催される「東京オートサロン2023」に、「サバンナGT(RX-3)」を現代に蘇られせたようなカスタムカーがお披露目される予定です。

 千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校は、東京オートサロン2023に向けてマツダ「ロードスター(ND型)」をベースにした「MAZDA RX3 CABRIOLET」と呼ばれるモデルを製作しています。
 
 かつてマツダに存在した「サバンナGT(RX-3)」はどのような形で現代に蘇るのでしょうか。

45年ぶりの復活といっても過言ではない? 「MAZDA RX3 CABRIOLET」がめちゃナウい!(画像:NATSチャンネルbyROADSHOW)
45年ぶりの復活といっても過言ではない? 「MAZDA RX3 CABRIOLET」がめちゃナウい!(画像:NATSチャンネルbyROADSHOW)

 毎年、日本自動車大学校のカスタマイズ科では東京オートサロンに向けたカスタムカーが授業の一環も兼ねて、いくつか製作され話題となっています。

 今回、製作している「MAZDA RX3 CABRIOLET」は、かつてマツダが販売していた「サバンナGT(輸入名:RX-3)」をオマージュしたような丸目4灯かつメッシュグリルが特徴的なデザインです。

 サバンナGT(RX-3)は、、日本で1972年から1978年まで発売されており、米国向けには「RX-3」という車名が与えられて日本でもRX-3の名で親しまれたといいます。

 パワートレインは、ロータリーエンジンに5速MTを組み込んでおり、レースでも活躍するほどの実績を持っています。

 そんなサバンナGT(RX-3)を同じくマツダ「ロードスター」をベースに現代版として復活させたのが今回のカスタムカーです。

 すでに公表されている完成予想図では、「RX-3(クーペ/後期型)」を思わせるヘッドライトやグリルに加えて、黄色いボディカラーにグリーンのラインがアクセントとなっているほか、ロードスター譲りのオープンカースタイルが特徴となっています。

 そのほか、Air Force製のエアサスを装着していることから、自由自在に車高の調整が出来るようです。

 担当する学生は、製作背景について次のように話しています。

「旧車人気が高まり中古車も高騰している今。旧車は欲しいがとにかく敷居が高い。ただでさえ購入価格が高いうえ維持費、メンテナンスにかかる費用を考えたら格差社会の現代において一般市民の旧車所有なんて夢のまた夢。

 ましてや僕ら若い世代にはとてつもなく高いハードルなんです。現代のクルマのメンテナンス性や維持費でルックスは旧車という理想形のモデルケースとしてチャレンジしていました」

 このように旧車を持ちたいけど持てないという夢を叶えるためのカスタムカーとなりますが、実際の製作ではどのような部分に苦労しているのでしょうか。

「NDロードスターのきれいなラインやシルエットと真逆とまではいわないですが、形のベクトルが違う両車のつじつま合わせが難しいです。ロードスターの良さもできるだけ残したいと思っています。

 ボディの造形は主に鉄板で、新規パネルを製作し既存のフェンダーやボディと合わせていくのですが板金加工で左右対称を作るのがとても難しいです。地元企業の千葉マツダの協賛でベース車のNDロードスターを用意していただき製作しています」

※ ※ ※

 今回の「MAZDA RX3 CABRIOLET」に対して、ユーザーからは「最初にサバンナGTを見た時の衝撃は未だに忘れていない。カッコイイ!」、「早く完成が見たい!頑張れー!!」、「超カッコいい?」、「これ観にオートサロン行きたくなったな」という声が見かけられました。

 サバンナGT(RX-3)は1978年に生産終了となっており、もし2023年1月にお披露目されれば45年ぶりの復活といっても過言ではないかもしれません。

 また、東京オートサロン2023の日本自動車大学校ブースでは、トヨタ「アルファード」をベースにスーパーデューリートラック化した「アルファードスーパーデューリートラック」や、トヨタ「86」をベースにGRコンセプトモデル「GT3」をオマージュしたモデル、「ダットサン ブルーバード(411)」のレストアなどが展示される予定です。

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