「軽自動車に軽油は入れないでください」 同じ「軽」で入れ間違い続出!? 異例の注意喚起あるも「なぜ誤認する」名称なのか
軽自動車に「軽油」を間違って入れてしまった場合どうなるのか
軽自動車に軽油を入れるというトラブルですが、実際に燃料を入れ間違ってしまった場合はどのようなことが起こるのでしょうか。
どのくらい軽油を入れたかによって症状は異なりますが、最初はガソリンタンク内に残っているガソリンと混ざって燃焼します。
しかし徐々に軽油の比率が増え、不完全燃焼によってパワーが落ちてマフラーから黒煙が出るなどの症状が発生し、最終的にはエンジンが停止する恐れが考えられます。
燃料の入れ間違いに関して、自動車整備士のB氏は次のように話しています、
「どのくらい間違った量を入れたかによって対応方法は異なります。
少量であれば、そこまで大きなトラブルにはなりません。
しかし、ガス欠ギリギリで満タン近くまで間違った油種を入れた場合には、エンジンの各部品を外して洗浄するなどの対応が必要かもしれません」

一方、ディーゼルエンジンにレギュラーを入れた場合について、前出のA氏は次のように話します。
「レギュラーは軽油よりも潤滑性が低いことや、燃料方式の違いがあります。
これにより、最終的にはエンジンを損傷させる可能性が高くなります。
軽自動車や普通車に搭載されるガソリンエンジンは霧状になった燃料に、スパークプラグと呼ばれる電極が火花を飛ばすことで燃料を燃やしています。
しかしディーゼルエンジンは軽油を圧縮して燃焼させています。
こうした構造上の違いから、最適な燃料を入れないとエンジントラブルの元となります」
※ ※ ※
最近では、油種の入れ間違いを防止するために、給油口付近に指定燃料が表記されていることがあります。
またディーゼル車の場合は給油蓋そのものが緑になっているなどの工夫も施されているようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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