待っていたぜ! ついに「12年ぶり」の開催! 凱旋トヨタ勢に注目!「ラリージャパン」はどう楽しむ? プロが伝授!
ついに2年越しの開催となるWRC(FIA 世界ラリー選手権)の2022年シリーズ最終戦「ラリージャパン2022」。11月10日から13日まで愛知県・岐阜県で開催されます。そんなラリージャパンにはどのような楽しみ方があるのでしょうか。
ついに「ラリージャパン2022」開催へ! どう楽しむべき?
2022年11月10日から13日にかけて愛知県・岐阜県で12年ぶりに開催される「ラリージャパン」。
WRC(FIA 世界ラリー選手権)の2022年シリーズ最終戦となりますが、どのような楽しみ方があるのでしょうか。
ついに直前に迫ったラリージャパン。先日、筆者は仕事で愛知県豊田市にいったのですが、街中にラリージャパンののぼりや看板があって、「いよいよだなあ」って雰囲気に包まれていました。
観戦予定の人も自宅で観戦する人も準備はできてますか。11月の山は寒いので、防寒着など忘れないようにしてください。
世界各国のラリーを取材する筆者はというと、2021年のフィンランド以来、約1年ぶりにラリー・スペインの取材にいってきました。
久しぶりに会ったカメラマン仲間に「おかえり!」って声かけられて思わず泣きそうになりました。
2022年のWRCは、ニュージーランドが終わった時点でWRCクラスが決定。WRC3はフィンランドの25歳ラウリ・ヨーナがスペインで勝利しチャンピオンに決定。
WRC2はERCチャンピオンの経験もあるポーランドのカイエタン・カエタノビッチとフィンランドのエミル・リンドホルムが接戦を繰り広げるもスペインでは決まらず。チャンピオン争いは最終戦の日本へと持ち越されました。
もし仮にリンドホルムがチャンピオンになると、なんと3クラスのチャンピオンが全員フィンランド人ということになります。
ついにラリー王国復活なるか。それともポーランドのベテランが勝利を決めるのか。ラリージャパンの見どころのひとつになると思います。WRC2にもぜひ注目してみてください。
さて、そんなラリージャパンには、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamから、カッレ・ロヴァンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ロンデ組。
そして勝田貴元/アーロン・ジョンストン組の4クルーがヤリスWRCでRally1に参戦します。
日本のステージでどんな走りを見せてくれるのか、期待が高まります。
スペインを見事勝利で飾ったオジエ選手にラリージャパンに向けての意気込みなどを尋ねてみると、次のように笑顔で答えてくれました。
「久しぶりの日本なので楽しみだよ。
北海道時代には参戦したことがあるけど、今回のコースはみんなもそうだけどボクも初めて。きっと難しい戦いになると思う。
だけど、トヨタにとっては地元だし、もちろん勝利を目指すよ」
さらにプロジェクトリーダーの春名雄一郎さんにも突撃インタビューを敢行。
「今シーズンはレギュレーションも変わり、やるべきことが多くてどこのチームも同じだと思うけど大変でした。
今この瞬間もめまぐるしすぎてチャンピオンを獲得した実感がまだ湧いていません。きっと最終戦が終わってからじわじわと勝利の実感が湧いてくるんだと思います。
ラリージャパンはトヨタにとってはもちろん、地元出身のタカ(勝田選手)にとっても大事なラリーだし、楽しみなラリーでもあります。
2年間お待たせしましたけど、ようやく皆さんの前で戦いを披露できるのでボクらも楽しみです」
※ ※ ※
2022年シリーズは磐石の勝利と思われたトヨタですが、実はライバルのヒョンデも着実に速さを身につけ、Mスポーツも若いクルーたちのミスはあれど、車自体の完成度は高いので辛いシーズンとなったようです。
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