クルマのライトはいつ点灯すべき? 「夜間点灯義務」も何時から夜間? 事故増加の薄暮時に気をつけるコトとは
薄暮時のヘッドライト点灯はなにを参考にすべき?
ただ、最近のクルマはこうした背景から、国土交通省の保安基準の改正により、2020年4月1日からの新型車についてはオートライトが義務化されています。
オートライトとは、センサーで周囲の環境を検知し自動でヘッドライトを点灯させる機能です。とはいえ、2020年以前に販売されたクルマには義務化されておらず、ドライバーが判断することがほとんどでしょう。
このオートライトが点灯するのは、周りが1000ルクス未満になったときです。
JAFのテストによると1000ルクスは、信号やほかのクルマのブレーキランプなどの点灯が目立ち始めるときの明るさの状態を指します。
1000ルクスの状態は、まさに暗くなり始めるタイミングであり、1000ルクスを下回ったとたんにどんどん周囲が暗くなるのが実感できたといいます。
周囲で発光している光が目立ち始めたら1000ルクスまで照度が落ちていることを意識して、早めにライトをつけるように心がけると良いようです。

一方で、夕方は歩行者にとってもクルマに気づきにくい時間帯でもあります。
そこで日産では、交通事故を削減を目指し、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯をドライバーに呼びかける「おもいやりライト運動」を実施しています。
「見るためだけではなく、見られるための光を」と、ヘッドライトをつける時間を「おもいやりライトタイム」と設定し、北海道から沖縄までの具体的な時間帯を毎日ホームページに掲載しているため、参考にしてみるのもいいかもしれません。
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ヘッドライトをつけることは、ほかのクルマや歩行者などに自分の存在を知らせる効果もあります。
夕方から急に暗くなっていく秋冬は、早めにヘッドライトを点灯することはもちろん、自転車や歩行者は明るい服装を着用したり、反射材やライトを活用し、周囲に自分の存在を知らせることが重要です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。































