実は強制じゃない? 違反時の「押印は任意」河野大臣のSNS投稿が話題に! では「押印」しないとどうなる?

反則金の支払いも実は「任意!」

 そもそも交通反則通告制度の適用は、受けるか、拒否するかどうかは運転者個人で選択することができます。

 仮に、交通違反の事実に納得がいかない場合は反則金を納付しないという選択をすることも可能です。

 では反則金を納付しないとどうなるのでしょうか。

交通違反を取り締まる警察のイメージ
交通違反を取り締まる警察のイメージ

 反則金を納付しないままでいると交通反則通告センターから自宅に反則金の納付書が郵送されてきますが、それにも応じなかった場合は道路交通法違反事件として刑事手続きに移行し、裁判で争うことになります。

 ただし裁判の結果次第では罰金を科されるケースもあるため、その可能性を考慮したうえで反則金を納付するか否かを検討したほうが良いでしょう。

 また、反則金を納付した後に気が変わり「やっぱり反則金を支払いたくない」と思っても、反則金が納付された時点で道路交通法違反事件は終結したとみなされ、あらためて刑事裁判で争うことはできないので注意が必要です。

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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