「軽自動車」でもナンバープレートは真ん中がいい!「登録車」みたいな軽なぜ増加? 2つの変化とは

白ナンバーに変えたい軽ユーザーがかなり多い

 軽自動車のナンバープレートのもうひとつの変化が「白ナンバー化」です。

 登録車は白いナンバープレート、軽自動車は黄色いナンバーが装着されるのが基本でしたが、ラグビーワールドカップの特別仕様ナンバープレートの交付が2017年に開始され、軽自動車でも白いナンバープレート(実際には小さなロゴ入り)が装着できるようになったのです。

オリンピック記念ナンバープレートを装着する軽自動車(イメージ)
オリンピック記念ナンバープレートを装着する軽自動車(イメージ)

 前出の日産販売店スタッフも「ラグビーワールドカップの特別仕様で軽自動車が白いナンバーを装着できましたが、あれ以降『白くできないのか』という問い合わせがかなり増えました」とコメントしており、軽自動車で登録車のような白いナンバープレートを装着するクルマが増加しました。

 国土交通省によると、ラグビーワールドカップの記念ナンパ―プレートの申し込み総数は29万2501件だったといいますが、登録車が3万7540件に対して、軽自動車は25万4961件と、軽自動車が約87%も占めていました。

 そのなかでも、右上に小さいラグビーワールドカップのロゴが入った、シンプルな「寄付なし図柄」の申し込みが全体の7割以上を占めるなど、ナンバープレートをシンプルな白にした軽ユーザーが多かったことがわかります。

 加えて、2020年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピックでも特別仕様ナンバープレートを交付。新型コロナウイルスの影響により2021年に開催が延期されたことにともにない、記念ナンバープレートの交付も延長されています。

 受付が終了した2021年9月30日までの累計申請件数は合計289万4374件。軽自動車が267万7242件と92%を占めるほか、そのうちの94%がロゴのみのほぼ白いナンバープレートを選択。登録車のように見える軽自動車が急増しました。

 軽自動車購入時に営業マンに進められて白いナンバープレートを装着したユーザーに話を聞きました。

「軽自動車は便利で乗りやすいのですが、やはり登録車に対しての気後れは若干あります。それが白ナンバーになることでだいぶ軽減された気がします。

 また、軽自動車は合流で入れてもらえないとか、後ろからあおられるといったネガティブな話を聞いていたのですが、いまのところはそういった経験をしておらず、これも白ナンバーのおかげかもしれません」

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 中央に配置されたナンバープレートや特別仕様の白いナンバープレートにより、軽自動車と登録車の区別がなくなってきているようです。

 なお、ラグビーワールドカップとオリンピックの記念ナンバープレートはすでに終了しており、白いナンバープレートを装着することはできなくなりましたが、新たな全国版図柄入りナンバープレートが2022年4月18日から交付開始。

 全国47都道府県の花をモチーフにしたイラストを採用した図柄で、モノトーンとフルカラーが用意されているのですが、区分を明確化させるために、一般的な登録車は枠なし、事業用登録車(商用車)は緑色の枠取り、軽自動車は黄色の枠取りが施されます。

 2022年6月末時点での新たな全国版図柄入りナンバープレートの申込み件数は約6万7000件。そのうち約6万件が軽自動車となっており、黄色い枠がつくとはいえ、白ベースのナンバープレートを装着したい軽オーナーは依然として多いようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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