なぜ日産「GT-R」の価格高騰続く? 7000万円の個体現るも…「どんな人」が買うの? 異常な中古市場の実態とは

2007年に登場した日産「GT-R(R35)」ですが、現在、中古車市場では約7000万円近い価格で販売されている個体もあります。なぜこのような驚きの価格となっているのでしょうか。

約7000万円の個体も!GT-Rの中古車相場が高騰中!

 国産スポーツカーの金字塔ともいえる日産「GT-R(R35)」ですが、現在、中古車市場では複数の個体が5000万円を超える価格で販売されています。
  
 いったい、なぜこのような驚きの価格となっているのでしょうか。

なぜ日産「GT-R」は高騰するのか? そこまで高値を付けて売れるの? 誰が買うの?
なぜ日産「GT-R」は高騰するのか? そこまで高値を付けて売れるの? 誰が買うの?

 これまでの常識では、中古車を選ぶ最大の理由といえば、新車よりも安く購入できるというものでした。

 しかし、新型コロナウィルスやウクライナ危機に起因する部品不足などの影響により、新車の長納期化が慢性化している昨今。

 基本的には、即納が可能な中古車の相場が高騰しており、高年式かつ低走行の人気モデルであれば、新車よりも高価格で取引されることもめずらしくなくなっています。

 こうした傾向は一般的な乗用車のみならず、スポーツカーにまでおよんでいます。

 最近では、発売後まもなくオーダーストップとなった日産新型「フェアレディZ」に対して、新車のおよそ3倍となる1800万超の価格で中古市場に登場したことが話題となりました。

 事実上の定価が定められている新車とは異なり、中古車の価格は需要と供給のバランスがダイレクトに反映されます。

 求めるユーザーが多いモデルであれば、中古車価格は必然的に高騰し、時には新車価格を大きく超えることもあります。

 GT-Rもまた、中古市場で価格が高騰しているモデルのひとつです。

 2022年10月19日現在、中古車検索サイトには200台を超えるGT-Rの中古車を見つけることができますが、価格が公開されているもののなかでもっとも高額なものは、2022年式の「プレミアムエディションT-spec」で、車両本体価格は6950万円となっています。

 そのほか、「NISMO スペシャルエディション」が6280万円、5980万円、5750万円といった価格で販売されています。

 プレミアムエディションT-specは、GT-Rの2022年モデルに設定されたスペシャルモデルで、日本向けの割当台数は120台程度とされています。

 新車価格は1590万4900円と国産車としてはかなり高額ですが、抽選販売の倍率は20倍を超えるほどの人気を見せたモデルです。

 一方のNISMO スペシャルエディションは、プレミアムエディションT-specを超える2464万円で販売された、GT?R史上最強とされるモデルです。

 限定生産車ではないものの、2021年4月に予約受注を開始した後、8月にはオーダーストップとなるなど、その価格以上に入手困難だったモデルとなります。

 前述の通り驚きの価格で販売されている個体は、走行距離のほとんどない新車同様のコンディションです。

 とはいえ、「プレミアムエディションT-spec」で新車価格の4倍以上、「NISMO スペシャルエディション」でも2倍以上のプライスタグが付けられるのには、どのような事情があるのでしょうか。

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1件のコメント

  1. どんな人って、そりゃお金持ちでしょ。
    お金持ちからすれば、新車で600万円の車が30年落ちの中古で7000万円になってようが関係ありません。

    「欲しければ買う」それだけの話。

    庶民の理解の及ばないところなので、考えても意味ありません。

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