国道107号、1年7か月ぶり通行再開へ 危険箇所を仮橋で迂回 秋田道無料措置は終了
岩手県西和賀町の一部区間で通行止めが続く国道107号で、錦秋湖を渡る仮橋が開通します。これにより地震の被災箇所を迂回するルートが完成し、1年7か月振りに通れるようになります。
被災箇所の応急迂回路が開通へ
岩手県は2022年10月24日、西和賀町大石地区で災害復旧の一環として建設を進めている国道107号の仮橋について、11月30日11時に供用を開始すると発表しました。
国道107号は、岩手県大船渡市から北上市、奥州市、西和賀町、秋田県横手市を経由し本荘市に至る路線です。本州を横断するように東西を結んでいます。
2021年5月1日、宮城県沖を震源とする最大震度5強の地震が発生。西和賀町では震度3を観測し、町内を走る国道107号は一部区間で地滑りが発生したため通行止めになりました。
大石地区では応急的な措置として、この地滑りの現場を迂回する仮橋と仮設道路が整備され、およそ1年7か月振りに国道107号が通れるようになります。
仮橋は長さ約470mで、錦秋湖に架設されます。幅は6mの1車線で交互通行です。対岸に整備した約320mの仮道路を介して県道とつなぎ迂回路とします。
なお、迂回路の供用開始にあわせて、秋田道の北上西IC~湯田IC間で実施している無料措置は終了します。また、道の駅錦秋湖の営業も、供用開始日から再開する予定です。
県は今後、本復旧として、長さ1470mのトンネルで現場を通過するルートの整備を進め、2026年度の完了を目指します。
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