高すぎ! トヨタ最大級「元軍用SUV」が新車価格の約4倍! 4500万円超えで落札された「メガクルーザー」の“異常”個体とは
Cars and Bidsは、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年10月に1996年式トヨタ「メガクルーザー」が出品され31万ドル(日本円換算で約4618万円)で落札されました。
4000万超えで落札されたトヨタ最大級のSUV「メガクルーザー」
Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。
2022年10月、トヨタ「メガクルーザー」が出品され31万ドル(日本円換算で約4618万円)で落札されましたが、どのような車両なのでしょうか。
メガクルーザーは、1994年から1995年にかけて陸上自衛隊に配備が開始された四輪駆動の「高機動車」をベースに、1996年に誕生した民生モデル。全長5090mm×全幅2170mm×全高2075mmの巨大なボディをもち、そのエクステリアと生い立ちから「和製HUMMER(ハマー)」とも呼ばれています。
巨大なボディながら、最大12度の逆位相4WS(4輪ステアリング)を装備することで、最小回転半径5.6mを実現しています。
パワートレインには最高出力170馬力、最大トルク43.0kgmを発生する4.1リッター直列4気筒ディーゼルターボを搭載し、これに4速ATが組み合わされます。
また駆動方式はフルタイム4WDでデフロック機構を装備、泥濘地や雪道などでの駆動力確保に有効な後輪の空気圧調節機能も装着可能で、高い悪路走行性能を誇ります。
そんなメガクルーザーも、2001年には販売を終了しています。出品者によると、その間に生産された台数はわずか150台未満といいます。
今回落札されたメガクルーザーは1996年式。しかも世にも珍しい左ハンドル化されたモデルでした。
カザフスタンからアメリカに輸入され、走行距離は9万900kmです。
外装色は白、内装色はグレー。ノーマルモデルと比較し、左ハンドル化されているほか、燃料システム予熱キット、パーキングポール、ルーフラック、ウッドインテリアトリム、シートヒータ付きフロントシートとリアシート、LEDインテリア照明、トランク搭載のサブウーファーなどが取り付けられています。
外装には大きな損傷はありませんが、グリルにひびが入っていたり、ルーフに凹みがあったり、足回りが錆びているなどなど、年代相応の老朽化が見られます。
出品地域はアメリカ・コロラド州 エングルウッドでした。
オークションサイトでは233枚の高画質画像と動画ともに本車両は掲載されており、かなり詳細に確認することができます。
発売当時、国内では新車価格およそ1000万円弱で販売されていたメガクルーザー。今回出品された個体は、2022年10月12日に89回の入札の後、31万ドル(日本円換算で約4618万円)と新車価格の4倍以上の金額で落札されました。
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