ジープの新型3列SUV「コマンダー」が受注開始! 唯一の2Lターボディーゼル&グラチェロ譲りの外観で597万円から
ジープの7人乗り新型SUV「Commander(コマンダー)」の受注がスタートしました。ブランドで初めてのディーゼルエンジン搭載車ですが、どのようなモデルなのでしょうか。
ジープ「コマンダー」が復活
ステランティスジャパンは2022年10月24日、ターボディーゼルエンジンを搭載したジープの7人乗り新型SUV「Commander(コマンダー)」の受注を開始しました。
コマンダーの初代は2006年に登場。ジープブランドの最上級フラッグシップという位置付けで、日本でも2009年にかけて販売されていました。
今回登場した新型は、「グランドチェロキーL」の系統を引き継ぐ外観デザインを採用。ジープの特徴でもあるフロントの7スロットグリルはヘッドライトと一体化し、安定感のあるスタイリングを印象付けています。
ルーフ部分はブラックペイントを採用し、プレミアムな雰囲気を演出。リアコンビネーションとリアバンパーのデザインは、日本未導入のプレミアムモデル「グランドワゴニア」からインスピレーションを得たデザインです。
このほか台形のホイールアーチ、荒れた路面で車体との干渉を低減する十分な地上高など、ジープらしいデザインが随所に取り入れられています。
ボディカラーは、パールホワイトトライコート、ヴェルヴェットレッド、ブリリアントブラッククリスタル、グレーマグネシオメタリックの4色です。前者2色にはエンペラドールブラウン/ブラック内装、後者2色にはブラック内装が組み合わされます。
その内装は、運転席に10.25インチのフルデジタルクラスターを装備。インストゥルメントパネルの中央にはApple CarPlayやAndroid Autoに対応した10.1インチタッチパネルモニター付きオーディオナビゲーションが備わるほか、スマートフォン用のワイヤレス充電機能も装備しています。
各座席には十分なスペースを確保し、リクライニング機能も装備。また、最大で80度まで開く大開口ドアによる乗降性にも配慮しています。
2列目シートはワンタッチで格納できるタンブル機能を備え、様々なアレンジも簡単に可能です。
荷室容量は、5名乗車時で481リットル、7名乗車時で170リットルを確保しています。
ボディサイズは全長4770mm×全幅1860mm×全高1730mm。ホイールベースは2780mmです。
新型コマンダーは、ジープブランド初のディーゼルエンジンを搭載。2.0リッターDOHC直列4気筒ターボディーゼルエンジンは、最高出力170ps、最大トルク350Nmを発生します。
パワートレインは、このエンジンと9速AT、電子制御4×4システム「Jeepアクティブドライブ」が組み合わされており、高い走破性と低燃費を両立しているといいます。
走破性能に関しては、「SAND/MUD(砂・泥)」「SNOW(雪)」「AUTO(オート)」の3モードを設定し、パワートレインや駆動系の車両制御が最適化され最大限のオフロード性能を発揮。
また、急な下り坂を一定の低速で安全に走行できるヒルディセントコントロール(HDC)も備えています。
運転支援に関しては、前走車と一定の車間距離を保ち追従する「アダプティブクルーズコントロール」をはじめ、ドアミラーの死角にある車両の存在を警告する「ブラインドスポットモニター」、出庫時に側方からの車両の接近を警告する「リアクロスパスディテクション」、高速道路でドライバーの運転負荷を軽減する「ハイウェイアシストシステム」など、最新の機能を多数搭載しています。
価格(消費税含)は、597万円から618万5000円です。
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