ついにフェラーリが「SUV」発売! 意外なメーカーも参入!? 超ド級のスーパーSUV5選
ついに発表された、フェラーリ初のSUV「プロサングエ」。スーパーカーメーカーがSUVを登場させるのは意外なことですが、実はこれまでもさまざまなスーパーカーメーカーのSUVが登場しているのです。
725psの過激なフェラーリSUV「プロサングエ」登場!
2022年9月13日、かねてから噂されていたフェラーリ初のSUVが正式に発表されました。
車名の「プロサングエ」とはイタリア語で「サラブレッド(純血)」を意味する言葉で、要するに流行りに乗っかってチャチャっと作ったクルマではなく、スーパーカーメーカーであるフェラーリの血統を強く感じさせる本気のモデルということを意図しています。
最高出力725ps/7750rpm、最大トルク716Nm/6250rpmを誇る6.5リッタ−V型12気筒エンジンや、新開発のアクティブサスペンションを搭載。イタリアでの価格は39万ユーロ(日本円換算で約5730万円)です。
圧倒的な性能は「さすがフェラーリ」といったところですが、まさかフェラーリがSUVを発売するなど創始者の故エンツォ・フェラーリは夢にも思わなかったことでしょう。
実際、フェラーリ社内でもSUVの投入は意見が分かれたそうで、熱心な顧客からは反対する声もあったといいます。
それほどまでにフェラーリがSUVを作るというのは意外なことなのですが、SUVが人気のジャンルに台頭してから四半世紀を超え、振り返ると意外なメーカーがSUVをラインナップしていたりするのです。いったいどんなモデルがあるのでしょうか。
●ランボルギーニ「ウルス」
フェラーリと双璧をなすスーパーカーブランドであるランボルギーニが、2018年に発売したSUVが「ウルス」です。
運転のしやすさと快適性、スーパースポーツのダイナミクスと卓越したオフロード性能を兼ね備え、ランボルギーニ自身は「スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SSUV)」と称しています。
ひと目でランボルギーニ一族であることがわかるスタイリングが与えられたボディは、全長5112mm×全幅2016mm×全高1638mmの堂々たるサイズ。
最高出力650ps/最大トルク850Nmを誇る4リッターV型8気筒ツインターボエンジンをフロントに搭載し、最高速度305km/h、0-100km/h加速3.6秒というSUV離れした速さを実現しています。
意外なのは、ランボルギーニにとってこの手のクルマは初めてではないこと。実は1986年から1993年までカウンタックのエンジンを積むオフロード4WD車「LM002」を販売していました。
●ポルシェ「カイエン」
スポーツカーの雄「ポルシェ」が、「911」「ボクスター」に続く第3のモデルレンジとしてフォルクスワーゲンと共同で開発した同社初のSUVが「カイエン」です。デビューは2002年で、車名は「刺激」を意味します。
当時は「こんなのポルシェじゃない!」といった批判的な声も少なくありませんでしたが、そうした意見とは裏腹にカイエンは大ヒットを記録。今ではカイエンと弟分「マカン」のSUV勢がポルシェの販売台数のおよそ7割を占めています。
エンジンは4.5リッターV型8気筒DOHC、450psのツインターボと340psの自然吸気というふたつの仕様でスタート。後にエントリーグレードのV型6気筒モデルが登場し、人気を確かなものにしました。
状況に応じて前後のトルク配分を変更する4WDシステム「PTM」と、電子制御ダンパーコントロール「PASM」の組み合わせは、オンオフを問わず「さすがポルシェ!」という性能を実現。
2度のモデルチェンジを経て、現在は3代目モデルへと進化を遂げたカイエンは、ポルシェの屋台骨らしく、ハイブリッドやクーペボディなど幅広い選択肢がラインナップされています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。