ついにフェラーリが「SUV」発売! 意外なメーカーも参入!? 超ド級のスーパーSUV5選
高級車メーカーの超高性能なSUVとは?
●アストンマーティン「DBX」
英国が誇る高級スポーツカーメーカー「アストンマーティン」は、1915年に誕生した1号車からレースに参戦するなどモータースポーツと深いかかわりがあり、現在もマニュファクチャラーとしてF1に参戦していますが、一般的には映画『007』シリーズの主人公が駆る「ボンドカー」としてのイメージのほうが強いかもしれません。
そんなアストンマーティンがSUV市場に参入したのは2019年のこと。「DBX」の車名が与えられた同社初のSUVは、オンロード/オフロードを問わないダイナミックなパフォーマンスと、ラグジュアリーSUVの多用途性の両立を目指して開発されたモデルです。
エクステリアにはアストンマーティンの伝統が散りばめられ、流麗なスタイリングは全高5039mm×全幅2050mm×全高1680mmという大きさを感じさせません。
インテリアはクラフツマンシップにあふれると同時に、メータナセルとセンターコンソールに液晶パネルが配されるなど現代の装備にも抜かりはありません。
搭載される4リッターV型8気筒ツインターボエンジンはメルセデスAMG製で、550psものハイパワーを誇ります。
なお、2022年に高性能モデルの「DBX707」が追加されましたが、エンジンを改良することで157psアップの707psを達成しています。
●ベントレー「ベンテイガ」
イギリスの高級車メーカー「ベントレー」が、2015年に発表した初のSUVが「ベンテイガ」です。
ベントレーの流儀で設えられたエクステリアに、贅の限りを尽くしたインテリアが特徴的なモデル。約2000万円(当時のレート)の時計がオプションで用意されていると聞けば、どれだけ高級なSUVなのかがわかります。
搭載されるのは、ベンテイガのために新開発された6リッターW型12気筒ツインターボエンジン。
最高出力608psのパワーユニットは8速ATと組み合わされ、全長5150mm×全幅1995mm×全高1755mmという大柄なボディながら最高速301km/h、0-100km/h加速4.1秒という俊足ぶりを披露してくれます。
のちに4リッターV型8気筒ターボエンジン搭載モデルやハイブリッドモデルが投入されると、ベンテイガはベントレーの総売上高の約40%を占めるまでになりました。
このベンテイガの躍進により、新型コロナや半導体不足、ウクライナ侵攻と自動車メーカーにとって厳しい状況のなか、ベントレーは2021年そして2022年上半期と売上高・営業利益ともに過去最高を記録しています。
●アルファロメオ「ステルヴィオ」
高級なGTカーやレーシングカーの生産に端を発するアルファロメオでしたが、経営難からスポーティなテイストの実用車メーカーに転身。
キビキビとしたハンドリングと心地良いフィーリングのエンジンを武器とするハッチバックやセダンを中心に、日本でも人気を博してきました。
そんなアルファロメオが作るSUV「ステルヴィオ」は、期待に違わぬ1台です。
12.0:1というクイック極まりないステアリングギア比に、フラッグシップは最高出力510psの2.9リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。
これが面白くないわけがなく、長距離になりがちなキャンプや登山の足にというSUVらしい使い方にもぴったりです。
もちろん2リッター直列4気筒ターボエンジン(280ps)や2.2リッターのディーゼルターボエンジン(210ps)でもパワーは必要十分以上。ミドルサイズのボディを快適に走らせてくれます。
※ ※ ※
SUVブームの先駆けとなったBMW「X5」も、デビュー時には「あのBMWがSUV!?」ととても驚かれたものです。
それから20年以上が過ぎ、SUVはブームから定番人気のジャンルに発展。ついにはフェラーリにまでラインナップされるようになり、もはやここまでくるとどのメーカーがSUVを発売しても驚かれることはなさそうです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。