580馬力超え! 推定5000万円の“超高級”新型クーペ「スペクター」世界初公開! カクカクボディがカッコイイ! ロールスロイス初の“内燃機関レス”車とは

2022年10月18日、ロールスロイスは、同社初となる市販EVの新型「スペクター」を発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。

ついに超高級自動車メーカー「ロールスロイス」もEVを発売

 2022年10月18日、イギリスのロールスロイスは、同社初となる市販EV(電気自動車)の「スペクター」を発表しました。

 このクルマは、同社が過去に生産していたクーペ「ファントムクーペ」の実質的な後継モデルだといいます。

ロールスロイス初の市販EVとなる新型「スペクター」
ロールスロイス初の市販EVとなる新型「スペクター」

 ロールスロイスは、イギリスの超高級自動車メーカー。現在販売されているロールスロイスのクルマは最低でも4000万円を超える金額で販売されています。

 今回発表された新型「スペクター」は、ロールスロイス初のEV。ボディタイプはクーペで、ロールスロイスはこのクルマについて「ファントムクーペの後継車」としています。

 そのエクステリアはロールスロイスが「空間に勝る贅沢はない」という信念のもと、贅を尽くしたというプロポーションに仕上がっています。

 フロントから見ると、スプリットヘッドライトとロールスロイス史上最も広いグリルが交差しています。

 このステンレススチール仕上げのグリルは、830時間に及ぶデザインモデリングと風洞実験の成果であるスピリット・オブ・エクスタシーのマスコットとともに、前例のないほどドラッグ係数を高めており、cd値0.25というロールスロイス史上最も空力的なクルマを実現しています。

 サイドに目を移すとフロントのシャープで垂直なバウラインが、後方に視線を引き寄せます。このラインは「ワフトライン」と呼ばれ、ヨットのデザインから直接引用されています。

 リアにある宝石のような縦長のテールランプはAピラーからラゲッジルームまで続く、ロールスロイス史上最大のボディパネルにセットされています。

 また足元には、市販の2ドアクーペモデルとしては約100年ぶりに23インチホイールを装着しています。

 インテリアには、時代を超えた神秘的な夜空からインスピレーションを得たという、これまでで最も高度なビスポーク機能が装備された豪華なデザイン。ドアや天井に仕込まれたイルミネーションが、プラネタリウムのように輝きます。

 パワートレインには最大出力585馬力・最大トルク900Nmを発揮するモーターを採用。最大航続距離は520km、0~100km/hは4.5秒に達します。

 サスペンションには、プラナー・サスペンションが採用されています。これはクルマのアンチロールバーを切り離し、各ホイールが独立して動作するようにし、クルマの片側が道路の起伏に当たったときに発生するロッキング挙動を防止することが可能です。また、路面の凹凸が原因で発生する高周波の乗り心地の悪さも軽減します。

 これによりロールスロイス特有の「魔法の絨毯のような乗り心地」を実現します。

 ボディサイズは、全長5453mm×全幅2080mm×全高1599mm。ホイールベースは3210mmで、最小旋回半径は12.7mです。

※ ※ ※

 高級車かつイギリス車となると、その耐久性を心配される方もいるかも知れません。

 スペクターについて、同社はリリース内で「ロールスロイスがこれまでに生産した中で最も完璧な製品であると信じています。」と語っています。

 このクルマは、400年以上の使用をシミュレートし、250万km以上の走行テストをおこなっているそうです。また-40℃の低温環境や55℃にもなる南部アフリカ全域でのテストもおこなっているようで、あらゆる環境での高耐久が期待できます。

 現在スペクターは予約注文を受け付けており、デリバリーは2023年第4四半期を予定しています。

 価格はカリナンとファントムの間と公表されています。日本での価格でいえば両車は約4200万円から6000万円の間ということになり、スペクターは5000万円前後での販売が予想されます。

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