トヨタ新型「クラウン」の室内はまるで「オシャなカフェ!?」 歴代の「重厚な応接間」から一新された「注目の内装」とは
トヨタは67年の歴史を誇る高級車「クラウン」を2022年7月15日にフルモデルチェンジしました。16代目は大変革がおこなわれ、スタイリングは従来のイメージを払拭する斬新さで話題を呼びましたが、今回注目したいのは「内装」です。外装に劣らず、新たな世界観でデザインされています。
変わったのは見た目だけじゃない! 新型「クラウン」の注目ポイントは「内装」だ
2022年7月15日、トヨタは16代目「クラウン」シリーズを世界初公開。先行して「クラウン クロスオーバー」の発売が同年9月より開始しています。
SUV風に生まれ変わったスタイリングが話題を呼びましたが、今回は内装の変革ぶりについて注目します。
1955年の初代デビュー以来、67年に渡り日本の高級車を代表するモデルとして発展を遂げてきたクラウン。
時代とともに進化し続けてきた歴代モデルは、高級車としてもとめられるさまざまな快適装備や静粛性能にこだわり続けてきたことで、オーナードライバーのみならず、ショーファーカー(お抱え運転手によるVIPの送迎車)需要にも応えてきました。
なかでも内装は、包まれ感のある重厚なインパネ形状や、それにマッチした重厚な内装色やシート素材、木目調パネルなどの装飾により、日本のユーザーが求める高級感が表現されていたのです。
そんななか、今回登場した新型クラウンは、長年培ってきた伝統を継承しつつも、内外装のイメージは大きく一新しています。
シートは、仕立ての良さを感じさせつつも、オシャレで軽快な佇まいになりました。
歴代クラウンでは応接間の重厚なソファのようだったのに比べると、同じソファでもオシャレなカフェにあるような、グッとモダンなデザインになっています。
インパネまわりは、包まれるような形状で安心感を与えるという基本思想は従来のクラウンと同じながら、上品かつシンプルな佇まいに統一されていました。
内装色も定番のブラックのみならず、明るくモダンな「フロマージュ」(アイボリー)や、前衛的な「ブラック/イエローブラウン」のコンビなど、選択肢が増えています。
後席のVIPをもてなすリアパワーシートには、40:20:40分割でリクライニングができる機能が備わり、ショーファーカー需要にもしっかり応えています。
前出のトヨタの開発者は新型の内装について「“全席特等席”を実現させた」と自信をみせていました。
姿かたちは大きく変わっても、67年に及ぶクラウンの伝統である仕立ての良さが生むおもてなしの心は、新型でもしっかり継承されたようです。
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新型クラウンはまず9月に第一弾のクラウン クロスオーバーがより国内発売を開始。その後40の国と地域でのグローバル展開を図っていきます。
さらに今後2023年以降「クラウン スポーツ」「クラウン セダン」「クラウン エステート」と順次追加されていき、クロスオーバーとあわせ4つのバリエーションによるシリーズ展開となる予定です。
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