来年、トヨタ新型「アルファード」に全面刷新!? 勢い増す高級ミニバン! ライバル「エルグランド」どうなるのか

元祖高級ミニバンといわれる日産「エルグランド」。最近ではトヨタ「アルファード」の一人勝ちが続いていますが、エルグランドの現状はどのようになっているのでしょうか。

元祖高級ミニバンのエルグランド、近年ではアルファードに押される…

 1997年の登場以来、日産を代表する高級志向なモデルとなる「エルグランド」。
 
「元祖高級ミニバン」といわれることの多いエルグランドですが、その現状はどのようになっているのでしょうか。

来年トヨタ新型「アルファード」登場か 唯一のライバル日産「エルグランド」どうなるの?(画像は2020年のマイナーチェンジ後エルグランド)
来年トヨタ新型「アルファード」登場か 唯一のライバル日産「エルグランド」どうなるの?(画像は2020年のマイナーチェンジ後エルグランド)

 初代エルグランドは、多人数乗車が可能なゆとりのある室内空間や、FRレイアウトを活かしたスポーティな走りなどが評価され、発売直後から好調なセールスを記録。

 2002年に発売された2代目エルグランドでは、初代に引き続きFRレイアウトが採用されたことで、さらに走りが磨かれました。

 一方、エルグランドの成功をうけて、トヨタは「アルファード」をホンダは「エリシオン」を投入したことで、高級ミニバンというカテゴリーが激戦区となり、エルグランドもさらなる改良が求められるようになります。

 そこで、2010年に登場した3代目エルグランドでは、ライバルと同様にFFレイアウトを採用し、室内空間の拡大や燃費性能の向上が図られました。

 さらに、11インチワイドリアモニターやワンタッチオートスライドドア、中折れ機能付き2列目キャプテンシートなどの新装備を採用し、機能性も大きく高められています。

 近年の高級ミニバン市場を見ると、アルファードのほとんどひとり勝ちともいえる状態です。

 かつてしのぎを削ったエリシオンは2013年に、その後をうけて高級ミニバンとして生まれ変わった「オデッセイ」も2022年に日本国内向け生産が終了するなどしたこともあり、アルファードのライバル自体が不在という現状です。

 そのなかで、アルファードに対してほとんど唯一の対抗馬となっているのが、エルグランドとなります。

 ただ、現在販売されている3代目エルグランドは、2014年と2020年にマイナーチェンジがおこなわれているものの、登場から12年が経過していることもあり、さすがに古さが見えつつあるのも事実です。

 例えば、アルファードにはガソリン車に加えて、ハイブリッド車がラインナップされていますが、エルグランドではガソリン車のみとなっています。

 日産では独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」を搭載したモデルを多くラインナップしていたり、「アリア」や「リーフ」、「サクラ」といった電気自動車(EV)も積極的に投入していたりしていますが、エルグランドに関しては基本構造の古さもあって、そうした技術が搭載されていません。

 もちろん、ガソリン車にはガソリン車の魅力がありますが、現在では新車販売台数のうちの30%以上を占めるハイブリッド車がラインナップされていないのは、アルファードに比べて大きな弱点といえるでしょう。

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1件のコメント

  1. 2020年にマイチェンしたけど全く売れていないよね。
    マイチェン後のモデルが走っているのを見た事無いし。
    というか現行型のデビューが2010年というのに驚いたわ。
    2列目のシートベルトが、座席じゃなくて車体の方に取り付けられているというのが、もう設計の古さを物語っているよね。

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